アトレティコ・マドリードのスペイン代表FWマルコス・ジョレンテは残留の意思を示しているものの、移籍する可能性を排除していないようだ。27日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』がこれを伝えている。
レアル・マドリードの下部組織出身であるマルコス・ジョレンテは、昨夏に宿敵であるアトレティコ・マドリードに移籍したことにより大きな話題を呼んでいるが、昨季は公式戦36試合に出場してディエゴ・シメオネ監督から信頼を得ると、今季は公式戦15試合で先発メンバーに名を連ねるなど、攻撃陣に必要不可欠な存在となっている。
同選手の去就を巡っては、リバプールをはじめ複数クラブから関心が寄せられているが、代理人であり、かつマルコス・ジョレンテの伯父でもあるフリオ・ジョレンテ氏は「彼に対する数多くのオファーを受け取っており、それらについて議論しているところだ。今のところ、彼はアトレティコ残留を望んでいる。だが、最後にオファーを受けたのは5月までさかのぼるし、そのオファーはスペイン国外クラブからのものだった」とコメントを残しているようだ。
なお、マルコス・ジョレンテとアトレティコ・マドリードの現行契約は2024年夏に満了を迎えるため、退団となると高額の移籍金が設定されるものとみられる。シメオネ監督のもと中盤センターから前線へコンバートされたことにより才能が開花した同選手は、しばらくマドリードでプロキャリアを積み重ねることだろう。
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