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C・ロナウドと同リーグでプレーし、得点王に輝いた選手7人

リオネル・メッシ 写真提供:Gettyimages

メッシ

マドリードに移籍したロナウドは、よりペナルティエリア近くでプレーすることとなり、得点力が一気に上がった。しかし、スペインでの初シーズンから彼の前には大きな壁が立ちはだかっていた。それは現在もバルセロナの攻撃の要であるメッシだ。

ロナウドのゴール数が少なかったわけでは決してない。むしろ他のリーグで活躍しているストライカーと比べたら、ずっと多かった。しかし、ここから2人の対決となる約10年の中で、得点王により多く輝いたのはメッシだった。

2人の成績を細かく見てみよう。

2009/2010年 ロナウド 26得点、メッシ 34得点
2010/2011年 ロナウド 40得点、メッシ 31得点
2011/2012年 ロナウド 46得点、メッシ 50得点
2012/2013年 ロナウド 34得点、メッシ 46得点
2013/2014年 ロナウド 31得点、メッシ 28得点
2014/2015年 ロナウド 48得点、メッシ 43得点
2016/2017年 ロナウド 25得点、メッシ 37得点
2017/2018年 ロナウド 26得点、メッシ 34得点

一方、2015/2016シーズンに最も多くゴールを決めた人物はロナウドでもメッシでもなかった…。


ルイス・スアレス 写真提供: Gettyimages

スアレス

ロナウドがマドリードに所属した2009年から2018年にかけて、メッシ以外に彼から得点王の座を奪った選手は1人だけである。それは現在もバルセロナでレオ(メッシの愛称)とチームメイトであるFWルイス・スアレスだ。

2015/2016シーズンにスアレスは40得点を挙げ、ブラウグラナ(バルセロナの愛称)をリーグ優勝に導いた上、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップ、そしてコパ・デル・レイのトロフィー獲得にも貢献した。

そのシーズン、ロナウドは35得点、メッシは26得点を記録。少ない得点数ではなかったが、スアレスの活躍が上回ることとなった。


ファビオ・クアリャレッラ 写真提供:Gettyimages

クアリャレッラ

スペインで10年間活躍した後、ロナウドは2018年7月10日にユベントスに移籍した。そして、メッシという永遠のライバルがいない中、簡単にセリエAの得点王になると思った人が多かっただろう。しかし、そうはならなかったのだ。

2018/2019シーズン、得点王に輝いたのは意外な選手だった。それはサンプドリアのFWファビオ・クアリャレッラだ。彼は37歳だったにもかかわらず、26得点を挙げ、バロンドール賞を5回も手に入れたロナウドを上回った。

ロナウドは得点ランキング4位(21得点)で同シーズンを終えた。クアリャレッラ以外では、アタランタのFWドゥバン・サパタ(23得点)、当時ミランに所属していたFWクシシュトフ・ピョンテク(22得点)が、ロナウドを上回った。

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名前Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ)
国籍:イタリア
趣味:サッカー、アニメ、ボウリング、囲碁
好きなチーム:ACミラン、北海道コンサドーレ札幌、アビスパ福岡

14年前に来日したイタリア人です。フットボール・トライブ設立メンバーの1人。6歳の時に初めてミランの練習に連れて行ってもらい、マルディーニ、バレージ、コスタクルタに会ってからミランのサポーターに。アビスパ福岡でファビオ・ペッキア監督の通訳も務めた経験があります。

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