
リバプールのセネガル代表FWサディオ・マネ。厳格なイスラム教徒の家に生まれた彼は、サッカー界を代表する人格者として知られている。
今回は、そんなサッカー界屈指のナイスガイ、マネの男前エピソードをご紹介する。

貧しい人々へ
サッカー選手としてスターとなり、高額な給与をクラブから受け取っているマネ。そんな彼は、自身のルーツを忘れることはない。
マネは貧しい暮らしを余儀なくされる母国の人々へのサポートに熱心だ。故郷の病院の建設費用を負担し、中学校にも資金を提供。工事現場には度々足を運んでいた。
また、2018年にチャンピオンズリーグ(CL)決勝に勝ち進んだ際には、地元の人々に300枚のユニフォームを提供。現在猛威を振るっている新型コロナウイルスに関しても、セネガルの保健当局に500万円を超える金額を寄付している。

スタッフに
マネは、自身が所属するチームのスタッフにも紳士的に振舞う。
今シーズン開幕当初のセネガル代表での試合を前に、チームバスで移動していたマネ。スタジアムに到着すると、チームスタッフは荷物を運び出していた。それを見たマネは、選手で唯一スタッフとともに水筒をスタジアムに運んでいた。

後輩にも…
2019年12月に行われたリバプール対ワトフォード。マネはセネガル代表でともにプレーする後輩、イスマイラ・サールと対戦することになった。
この試合で、マネはワトフォードFWトロイ・ディーニに対し、サールに目を掛けてくれないかと頼み込んだようだ。サールはマネについて『BBC』のインタビューに、以下のように語っている。
「サディオはいつも話しかけてくれるんだ。いつもアドバイスを送ってくれる。僕にとって、兄のような存在だ。
僕がプレミアリーグに来たとき、彼は“プレミアリーグ、そしてイングランドへよく来たね”とメッセージを送ってくれたんだ。代表チームでもよく話すよ。
彼は僕にヒントを与え続けてくれる。僕はそれを実行し、身につけようとしているよ。“プレーできなくても焦らないで。ハードワークを続ければきっと大丈夫だ”と彼は言ってくれるんだ。だから、その通りにしているよ」
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