セリエAのインテルとメジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミが、「インテル」の名前をかけて司法の場で戦いを繰り広げているようだ。イタリアメディア『フットボール・イタリア』が報じている。
元イングランド代表MFデビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めていることで話題となっているインテル・マイアミ。今シーズンからMLSに新規参入することが決まっていおり、2018年9月にはクラブ名やロゴなどのフランチャイズ(独占販売権)も発表している。
これに待ったをかけたのがセリエAのインテルだ。同クラブは2014年に米国特許商標庁(USPTO)から『Inter』の独占商標権を取得しており、クラブや選手の管理をしているMLSを相手取り訴訟を起こしていた。
この訴訟の判決が、現地時間10日に下された。裁判所は「MLS側の主張が、インテル側の混乱を招くという指摘への反論に失敗したと」結論。1回目の訴訟はインテルの勝訴で終わっている。また、MLS側の弁護士が指摘した「インテルという名のクラブは他にも存在する」という主張も却下されたようだ。
これにより、クラブ名の変更を余儀なくされる可能性が高まったインテル・マイアミ。一方のインテルは、北米市場でのファン層拡大において、重要な勝利を収めたと言えるだろう。
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