マンチェスター・ユナイテッド所属の左サイドバック、アシュリー・ヤングが、間も無くインテルへ移籍すると言われている。
ヤングの名前が上がった時、インテルのサポーターの意見は分かれた。多くの人が思っているように、確かに現在34歳の彼はもうインテルのスタイルにふさわしい若くてハングリー精神のある選手ではない。
しかし、ヤングが得意としているポジションと技術のことを考えれば、ネッラズーリ(インテルの愛称)にぴったりということも事実だ。特にクワドォー・アサモアの故障離脱が続く中、チームに欠かせない存在になると思われる。
クラブ同士の合意にも至ったようで、今日か明日にはヤングもロメル・ルカクとアレクシス・サンチェスを追って、レッド・デビルズ(ユナイテッドの愛称)からミラノに移動するだろう。
ヤングはフレキシブルで経験のある選手
現在のインテルの問題は、2つあると思います。1つは、長いシーズンを戦うために絶対に必要となるクオリティのある控えメンバーの不足。もう1つは、経験がある選手が少ないこと。その問題点を考えると、ヤングはそれを補う大事な存在になるのではないだろうか。
30歳の時にウィング、攻撃的なミッドフィルダー(たまにトップFWも)だったヤングは、当時ユナイテッドの監督だったルイ・ファン・ハールの指示で左サイドバックにポジションを変えた。全く新しいポジションでリスタートすることは彼にとって大変だったに違いないが、そのおかげでヤングは非常にフレキシブルな選手となった。
これからインテルでは、ウィングバック(3-5-2のシステムにおいて5人のMFの両サイドのポジションに位置する選手)で起用されると思われるが、ピンチの時には違うポジションにも通用する。彼はチームのためには何でも受け入れるタイプの選手です。アントニオ・コンテ監督はそのクオリティも高く評価しているだろう…。
34歳という年齢をマイナスに捉える人も多いが、セリエAのようなリーグでは大きな問題にはならないと思う(イタリアのペースはプレミアリーグほど早くない)。
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