プレミアリーグ

プレミアリーグ、変幻自在のカメレオンプレイヤー6選

ヤン・ヴェルトンゲン 写真提供: Gettyimages

ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム)

対応可能ポジション:CDF・左SDF

私は「サイドバックやボランチを経験したセンターバックは一味違う」と予てから考察している。カルレス・プジョルやセルヒオ・ラモスはまさに好例であり長らく最終ラインに君臨し一時代を築いた。ヴェルトンゲンもその1人ではないだろうか。通常はセンターバックで右サイドバック経験者のトビー・アルデルヴァイレルトとコンビを組みトッテナムも最終ラインを牽引しているが、時には左サイドバックとして攻撃の起点にもなりゴールへ迫る動きにも優れている。昨シーズンのチャンピオンズリーグ、ラウンド16ホームで行われたドルトムント戦では左サイドバックとして出場し1ゴール1アシストをマーク。現在もダニー・ローズやベン・デイビスの負傷により左サイドバックとして出場している。

アブドゥライェ・ドゥクレ 写真提供: Gettyimages

アブドゥライェ・ドゥクレ(ワトフォード)

対応可能ポジション:DMF・OMF

ドゥクレはボールハンターとしての印象が多いが、決定機演出やフィニッシュセンスにも長けた、まさに万能型MFとも言える。昨シーズンまでの彼はエティエンヌ・カプエとボランチとしてコンビを組み、攻撃は前線に任せながら時々前に顔を出すといったプレーが多かったが、残留請負人ナイジェル・ピアソンがワトフォードの指揮官になると、ドゥクレはトップ下での起用が増え得点源として重要な役割を担うようになった。ドゥクレが武器としているフィジカルセンスやしなやかな身体の使い方によりボールを相手陣内で保持することができるようになったのも、ワトフォードがここ数試合での好調である所以だ。

レアンデル・デンドンケル 写真提供: Gettyimages

レアンデル・デンドンケル(ウォルバーハンプトン)

対応可能ポジション:CMF・CDF

ウルブスの昨シーズンからの躍進は間違いなくシーズン途中で3-4-3から3-5-2にシステム変更をしたことにある。そしてそのシステム変更が功を奏した一因にデンドンケルが大きく関与している。持ち前のハードワークを武器にウルブスの中盤支配に大きく貢献し、ルベン・ネベスやジョアン・モウチーニョが攻撃をサポート。見事にヌーノ・エスピーリト・サントの要求に応えることに成功した。それだけでなく、今シーズンはウィリー・ボリーやライアン・ベネットの長期離脱の影響で最終ラインを担当しチームの上位浮上の一助となっている。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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