プレミアリーグ

プレミアリーグ、変幻自在のカメレオンプレイヤー6選

写真提供: Gettyimages

「この選手、正直2人いて欲しい…」

サッカーゲームでも実際の試合観戦でも、そのように思った瞬間はないだろうか。

一般的なキャリアにおいて「スペシャリスト」か「ゼネラリスト」どちらがいいのかという議論がよく交わされているが、こうした考え方はどうやらフットボールの範ちゅうにおいても当てはまると考えている。今回はプレミアリーグにおけるゼネラリストタイプのプレイヤーを列挙していくことにしよう。

リシャルリソン 写真提供: Gettyimages

リシャルリソン(エバートン)

対応可能ポジション:CF・WG

リシャルリソンの才能を開花させプレミアリーグに適応することができたのは間違いなくマルコ・シウバの存在が大きい。その要因として前線での様々な起用法を長期間かけて試みたことが挙げられる。ワトフォード時代には3トップの左WGを担い神出鬼没なプレーで得点源と化し、現所属のエバートンではドミニク・キャルバート=ルーウィンとの2トップでゴールに迫る一助となっている。

ベルナルド・シウバ 写真提供: Gettyimages

ベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)

対応可能ポジション:OMF・右WG

機転の効く範囲が広すぎるベルナルド・シウバは、ペップ・グアルディオラのお気に入り選手の1人である。それはシティの重要職でもあるCMFとWGを両方こなせることが何よりの理由である。自信に溢れた左脚から攻撃を展開するだけでなく、ストライカー顔負けの決定力も兼ね備え然るべき役割を全うしている。どちらもポジションで出場してもこぼれ球への反応が誰よりも早くオフザボールにも定評がある。

ギルフィ・シグルズソン 写真提供: Gettyimages

ギルフィ・シグルズソン(エバートン)

対応可能ポジション:CMF・OMF

またもやエバートンから。シグルズソンも幅広いポジションをこなす貴重なプレイヤーである。もはやエバートンもシステムはシグルズソンもスタートの位置から分解していく必要があるほどチームの中核と化している。前線に近い位置か、それともファビアン・デルフやトム・デイビスと同列でボールを散らすのか。どちらにせよ彼の代名詞でもある高精度の配球は厄介だ。また、とある識者はカルロ・アンチェロッティの招聘により、将来的には彼をかつてのアンドレア・ピルロのような起用法にコンバートさせるのではないかと指摘している。

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名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

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