イタリア紙『トゥット・スポルト』が主催する、ヨーロッパ―で最も活躍した選手に与えられるゴールデンボーイ賞。先日、最終候補20選手が発表された。
昨シーズンはマタイス・デ・リフト、一昨シーズンはキリアン・ムバッペが受賞したゴールデンボーイ賞。これまでには、リオネル・メッシやセルヒオ・アグエロ、ポール・ポグバなど、錚々たる選手たちが輝いてきた賞だ。
今回はゴールデンボーイ賞最終候補20人の中から、衆力な受賞候補選手5人をご紹介する。
ジェイドン・サンチョ
クラブ:ボルシア・ドルトムント
サンチョは出場機会を求めて海外に移籍し、その挑戦を成功させた選手だ。その活躍から、ブンデスリーガで旋風を巻き起こしている。
移籍1シーズン目は12試合の出場にとどまったが、2シーズン目がレギュラーに定着。3シーズン合計で66試合に出場し、18ゴール、30アシストの活躍を見せている。
イングランド代表にも召集されており、今後の活躍が最も期待されるイングランド人選手の1人だ。
アンス・ファティ
クラブ:バルセロナ
バルセロナ下部組織が生み出した16歳の新星は、ビクトル・バルデスをはじめとするクラブのレジェンドたちから称賛を集めている。
今シーズンのバルセロナは大黒柱であるリオネル・メッシやルイス・スアレス、ウスマン・デンベレといった選手たちが負傷により出遅れ、厳しい序盤を戦った。そこに現れた救世主がファティだ。
16歳298日でのトップチームデビューは、クラブ史上2場面目となる記録。レアル・マドリード加入を断った天才が、クラブの歴史に名を刻む日は近いだろう。
マタイス・デ・リフト
クラブ:ユベントス
説明不要のヤングスターがデ・リフトだ。昨シーズンは旋風を巻き起こしたアヤックスの中心選手として活躍。昨年度のゴールデンボーイ賞に輝いた。
今シーズンからは活躍の場をイタリアに移している。ジョルジョ・キエッリーニの負傷もあり、ビッグマッチでもスタメンの座を掴んでいる。
これまでに2年連続でゴールデンボーイ賞を受賞した選手はいないが、彼がその初めてになる可能性は低くない。
メイソン・マウント
クラブ:チェルシー
今シーズンのプレミアリーグで、驚異的なパフォーマンスを見せているのがマウントだ。補強禁止処分を受けたチームを救う活躍を見せている。
チェルシーの下部組織でキャプテンを務めていたマウントは、2017年からレンタル先でプレーを続けており、昨シーズンは2部のダービー・カウンティでプレーしていた。
恩師フランク・ランパード監督とともにチェルシーに帰ってきたマウント。今シーズンの活躍は、何か運命的なものを感じさせている。
ジョアン・フェリックス
クラブ:アトレティコ・マドリード
クリスティアーノ・ロナウド二世と評されているこの男も、ゴールデンボーイ賞の有力な受賞者候補だ。
ポルトで体躯の物足りなさを指摘されたフェリックスは、ベンフィカでその才能を開花させた。19歳ながら、ベンフィカでのデビューシーズンに15ゴールを記録した彼は、ビッグクラブからの注目を集めた。
フェリックスの獲得に成功したのは、アントワーヌ・グリーズマンを失ったアトレティコだった。これまでのところ、彼はグリーズマンの後継者に相応しいと言えるだろう。
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