フィジカルというより、ファンタジー。単純なスピードより、瞬発力と判断力。クラブはそれなりに監督の希望に答えた。ラデ・クルニッチ、ラファエル・レオン、イスマエル・ベナセル、アンテ・レビッチ、獲得した選手たちはセリエAで十分戦えるようなフィジカルを持ちながら、足元の技術、瞬発力、アグレシッブさも持っている。その選手たちは監督のサッカースタイルについていけなさそうだったモントリーヴォ、マウリ、ベルトラッチと入れ替わった。
しかし、ミランにはジャンパオロのサッカーにフィットしてない選手がまだたくさん存在する。
ハカン・チャルハノールはどのミランの監督の元でも、ドイツから移籍した時に期待されていたパフォーマンスらしいパフォーマンスは見せていない。スソは一つのプレーで流れが変えられる大事な選手だが、パフォーマンスに波がありすぎる。パケタは間違いなく才能のある選手だが、戦術をちゃんと理解してない感じがする。など…
正直私はジャンパオロがやりたいサッカーに必要な選手がミランに揃ってないと思う。また、ジャンパオロのサッカーに付いていく選手を揃うには入れ替えなければならない選手が多すぎた。たった一つの移籍期間の中にそんな大きい変化をするのは無理な話。
だったら、去年と全く違うスタイルをやるジャンパオロをミランの監督にするのは本当に正しい判断だったでしょうか。4試合だけで答えは出せないが、間違いなくジャンパオロが結果を出し始めないと監督交代は十分考えられます。ミランはランキング下位にモタモタできないのだから。
コメントランキング