大勢の観客に熱狂を与え、莫大な報酬を稼ぎ贅沢な暮らしを謳歌する。プロサッカー選手の世界は実に華々しい。しかし、サッカー選手を志しても、プロになれるのは一握りで、多くの選手が夢半ばで諦めることを余儀なくされる。
ただ、中には苦労しながら夢の世界を実現させた選手も少なくない。今回はサッカー選手になる前に別の仕事をしていた苦労人たちをご紹介する。
カルロス・バッカ
セビージャやミランといったトップクラブで活躍し、コロンビア代表でも実績を残すバッカ。しかし、若いころは苦労していたようだ。
プエルト・コロンビアで生まれたバッカはバスの運転手をしながら生計を立てていた。『マルカ』のインタビューに以下のように答えている。
「20歳の頃はプエルト・コロンビアの村に住んでいたんだ。バスの運転手をしていた。貧しい家の生まれだったから、みんなを助けるためにお金を稼がなきゃいけなかったんだ」
ミロスラフ・クローゼ
クラブだけでなくドイツ代表での活躍、とりわけワールドカップ(W杯)での活躍が印象的なクローゼ。ドイツ屈指の世界的ストライカーの1人だ。
ただ、クローゼも順風満帆なキャリアを送る選手ではなかった。彼が生まれたオーバーシュレージエン地方は中世以降ドイツとポーランドのはざまで混乱を味わってきた地域。ドイツ移住後は言語の違いから、小学校を2年留年している。
そのクローゼのキャリアは7部リーグのクラブからスターをした。大工の見習いとして修業をし、生活の足しにしていたようだ。
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