今シーズン大胆な若返り改革を敢行したガンバ大阪。今夏の移籍市場では数多くの選手が往来しメディアを賑わせた。現在勝ち点26の13位、降格圏からは勝ち点5差と決して良い状況ではない。後半戦の上位進出を目論むG大阪に浮上した今シーズンの課題を今回ご紹介したい。
上記データはリーグ戦第22節時点のガンバ大阪の時間帯別失点を表したものである。データから読み取れる通り、終盤の「ラスト15分+アディショナルタイム」で多くの失点を喫していることが分かる。
G大阪の守備はウィングバックが戻り5-3-2を形成し、中央にスペースに与えないコンパクトな陣形だが、試合終盤では陣形維持が難しい状況になっている。
前々節のヴィッセル神戸戦、前節のサンフレッチェ広島戦どちらも先制点を挙げ優位に試合を進めていたものの、最終的には追いつかれてドロー決着となってしまった。
神戸戦では髙尾瑠のパスミスがアンドレス・イニエスタに決められることになるPKのきっかけを産み、鈴木雄斗と髙尾の連携がずれたことにより増山朝陽による同点弾を浴びた。
広島戦もクロスへのチェックに行けずに森島司にフリーでクロスを上げられた結果、レアンドロ・ペレイラに土壇場で試合を振り出しに戻された。
いずれもラスト15分での失点だ。勝利に値するはずだった試合も自らのミスで勝ち点を取りこぼすことになり、下位で足踏みする要因となっている。
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