ナポリ一筋インシーニェ、2024年までの契約更新で合意か。伊メディアが一斉報道

　ナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェはどうやら契約延長で合意に至ったようだ。現地時間4日、『スカイスポーツ・イタリア』をはじめイタリア国内主要メディアが一斉に報じている。

　下部組織時代からナポリ一筋のキャリアを過ごしているインシーニェの去就を巡っては、昨年に代理人をマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバやミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマを顧客に持つミノ・ライオラ氏に変更したことに伴い、周囲で去就の話題が持ち上がっていた。

　また先月18日に行われたヨーロッパリーグ（EL）準々決勝2ndレグ・アーセナル戦では途中交代した際の振る舞いから、カルロ・アンチェロッティ監督のもとで満足していないという見方が広まるなど、今夏退団報道が過熱していた。

　しかしインシーニェは1日午前、代理人のライオラ氏、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長、アンチェロッティ監督などを交えて会談を行い、改めてナポリ残留の意思を伝えていた。

　そして両者は2024年夏まで契約を延長するとともに、年俸500万ユーロ（約6億2000万円）+ボーナスという条件のもと新契約を結ぶことで合意に達したようだ。

　なお、今回の契約更新では契約解除条項は盛り込まれないという見方が広まっている一方、デ・ラウレンティス会長が1億ユーロ（約131億円）の契約解除金を設定する可能性も残されているようだ。