マンチェスター・シティにフィナンシャル・フェア・プレー(FFP)違反となる資金注入を行った疑惑が浮上している。1日、ドイツ誌『デア・シュピーゲル』の電子版が『Football leaks』の情報を引用し報じている。
FFPの規則にはスポンサー契約における資金に関しては、スポンサー企業が直接的にクラブに対して支払わなければいけないという条項がある。しかし、シティはオーナー自らがクラブに対して資金を注入し、それをスポンサーからの支援として計上していたようだ。FFPの回避を狙ったとみるのが自然だろう。
今回リークされたのは2010年4月にシティ幹部サイモン・ピアースからアブダビにある投資会社に送られらEメールだ。
過去のリークでもFFP回避のために、シティがプロジェクトを立ち上げていることなどが明らかとなっているが、今回のEメールに関して確実だということが明らかになれば処分は免れないだろう。チャンピオンズリーグ(欧州カップ戦)からの締め出しの可能性も考えられる。
FFPへの対応に関してはグレーな部分が多いシティ。今回の件について公式に声明を出し否定はしているものの、1つのクラブに対してこれだけの黒いうわさが浮かび上がるのは極めて珍しい。
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