先日、サッスオーロから半年間のレンタルでケビン=プリンス・ボアテングの電撃獲得を発表したバルセロナ。誰もが予期しなかった補強に、サッカー界は驚いた。しかし、バルセロナがサプライズな補強を行ったのは今回が初めてではない。今回は、過去にバルセロナが行った、誰も予期していなかった補強をご紹介する。
パウリーニョ
バルセロナはここ数年間で疑問を抱かれるような補強を行ってきたが、広州恒大のパウリーニョ獲得もそれにあたるだろう。2017/2018シーズンに先立って、トップレベルのスター選手とサインを交わしたバルセロナだが、中国超級にまで目を向けているとは誰も思わなかった。多くの批判的な意見があったものの、パウリーニョは素晴らしいパフォーマンス発揮し、移籍が成功であったことを証明した。
ジェイソン・ムリージョ
トーマス・フェルメーレン、サミュエル・ユムティティの負傷により、最終ラインに十分な選択肢がなかった今シーズンのバルセロナ。CBの補強は急務で、彼らの移籍市場におけるプライオリティだった。しかし、その問題もコロンビア人CBの獲得で解決している。昨年12月21日にバレンシアから今シーズン限りの買い取りプション付きレンタルでムリージョを補強し、問題なく起用できる3人目のCBを確保した。マタイス・デ・リフトやアンドレアス・クリステンセンといった有力なCBが補強候補に挙がっていたため、ムリージョの獲得はサプライズだった。
マウコム
移籍市場でクラブや選手と公正な取引を行うことに関して悪評のあまりないバルセロナだが、昨夏の移籍市場では評判を悪くしてしまいそうな出来事があった。それがマウコムの獲得だ。ローマが獲得に迫っている中で、マウコムに接触し彼の気持ちを変えてしまったことで、ロマニスタを中心にイメージを下げたことは間違いないだろう。ルール違反ではないが、タイミングが悪すぎた。
ネイマール
ネイマールがカンプ・ノウを離れ、パリ・サンジェルマンに移籍したことはサッカー界に大きな衝撃を与えた。2013年夏にバルセロナに加入し、ルイス・スアレス、リオネル・メッシとともに「MSN」と呼ばれる世界最高レベルの攻撃ユニットを形成。すべてのシーズンで100ゴール以上を生み出した破壊的なトリオだった。誰もが放出は望んでいなかった。しかし、パリ・サンジェルマンが用意した300億近い金に、バルセロナができることはなかった。
ケビン=プリンス・ボアテング
今冬の移籍市場で、バルセロナが最もサッカー界にサプライズを与えたのがケビン=プリンス・ボアテングの獲得だろう。セビージャへと移籍したムニル・エル・ハダディの穴を埋めるために、彼らは予想外の選択肢を取った。若いストライカーと契約することが予想されていたので、30を超えるボアテングの獲得はまさにサプライズ。買い取りオプションも付与されている。
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