Jリーグ 大分トリニータ

サポーターの“声”から生まれた特殊なスポンサー契約に迫る【「浅田飴×大分トリニータ」特別インタビュー第2弾】

大型ビジョンに映し出される浅田飴と大分トリニータのロゴ ⒸOITA F.C.

「もうこのままではいけないな」

津田:
非常に面白い話ですね…!
ちなみに25日のリーグ戦でベンチに置かれている飴や、それ以降の試合で実際に缶を手に持っている片野坂監督の姿をご覧になって、浅田飴さんの社内ではどのような反応がございましたか?

玉木:
まあ、驚きましたよね(笑)
だって監督がピッチで缶を持って指示を出している姿や、試合後の囲み取材で監督が「のど飴を頂いたおかげで声の調子が良かったです」と言って下さっていましたし。
こんなことは想像だにしなかったですし、のどの調子が悪い時に使って頂ければ良いかなくらいに思っていましたね。

玉木:
そしたらまたフォロワーさんやサポーターの皆さんがすごく盛り上げて下さったので、びっくりすると同時に「大丈夫かな…」と。
大分トリニータさんには他のスポンサーもいらっしゃいますので、事前に契約もしていないにも関わらずにここまで話題を広げると迷惑がかかってしまうのではないのかなと非常に心配していましたね。

他のスポンサーさんがいらっしゃる中、我々がまだ何にも契約もしていないような状況で果たしてこのまま走り続けて良いのか。
弊社としての筋の通し方、トリニータさんに対してきっちりした答えを出さないといけないと思い始めました。

浅田飴ツイッターアカウント担当者:
「もうこのままではいけないな、ツイッター上だけで終わらせず、会社として監督やサポーターの皆さんに御礼を申し上げないといけないな」と25日リーグ戦後に思ってきた感じですね。そしてその後、社長に打診するという形になるわけです。

堀内:
玉木の方から突然時間を空けてくれないかということを言われたんですよ。その時は全然何があるのか分からなかったですね。
そして段々と話の流れが分かってきて、ツイッターを見るとすごいことになっているので、「こんなことになっているんだ…!」と。
その辺りから実感してきまして、こういう形で弊社の飴を送ったということも知っていますから、「声」のことで協力できたら、もちろんうちにとっても良いことかなと。

実際にはこの後9月14日に大分に行くことになるんですけど、監督やクラブ関係者の皆さんにもご挨拶させて頂きたいと思っていました。
そして今回盛り上げて頂いたサポーターの皆さんに直接会ってお礼を言いたいという気持ちが強かったです。

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