大会:UEFAチャンピオンズリーグ
カード:ナポリvsリバプール
スコア:1-0
担当医:菊池大将(@yukkenokonoko)
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チームの攻撃vs守備
・両チーム監督
・主審
マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM):ロレンツォ・インシーニェ
勝ち点3をもたらすチームのエースとしての仕事をやってのけた。中盤に降りて、中盤での数的有利を作ったり、左右に流れてボールを引きだす動きは流石。
ザ・ハード・ワーカー(THW):アラン&マクシモビッチ
ナポリには多くのザ・ハード・ワーカーに値する選手がいたが、この2人を選出。アランはリバプールの中盤を引き連れるプレーと、ボールを引き出す動きのバランスが抜群だった。カウンターを受けた際にも素早い帰陣で数的不利を回避した。二コラ・マクシモビッチはマネとの1対1を踏ん張って凌ぎ続けた。オーガナイズの都合上ここで封じ込めるのが重要だったため、素晴らしい活躍。
モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP):マネ&サラー
サディオ・マネ、モハメド・サラーともに、マクシモビッチ、カリドゥ・クリバリに完全に抑え込まれた。ナポリに対策を取られたこともあるが、この2人が突破できないとリバプールは厳しい。
ナポリの攻撃vsリバプールの守備
パリ・サンジェルマンも取った手法だが、リバプールの3トップに対してマリオ・ルイを高い位置に上げた3バックでビルドアップ。アランとマレク・ハムシークがリバプールのインサイドハーフを引き付けることで、サイドへのパスコースを確保した。リバプールとしては人に厳しく行くディフェンスが裏目に出る形に。
ルイの上がりで前線が4枚気味になったナポリは、大外のホセ・カジェホンなどをフリーにする。中盤での数的不利は、インシーニェの組み立て参加でカバーした。パスコースの確保に失敗した場合はロングパスで最終ラインの裏を突くボール。ロストからのオーガナイズは後述する。
得点シーンは中に絞ったカジェホンのスピードで、足が止まってきたリバプールのディフェンスがGKとの間のスペースを埋める前に速攻。インシーニェのDFを剥がす動きとカジェホンのCB、SB間の使い方のうまさが際立った。
リバプールの攻撃vsナポリの守備
ナポリはリバプールのボール保持時は4-4-2の守備ブロックでスペースを埋めて対処。リバプールはボール奪取から縦に早い攻撃を見せたが、3バックでビルドアップするナポリはクリバリとサラー、マクシモビッチとマネがマッチアップする形を作り出しカウンターを阻止。それでも攻撃を成り立たせてしまうリバプールの3トップは流石。フィルミーノのポストプレー能力の高さも光った。
リバプールはロングボールの回収から繋ぎたいところだが、ナポリの2トップが猛プレスでそれを阻止。ロングボールを蹴らせることで、クリバリ、マクシモビッチ、ラウル・アルビオルの質的優位性(高さ)で競り勝ち、アランの運動量でセカンドボールを回収した。
攻撃に厚みを持たせたいリバプールだったが、ナポリはルイが高い位置を取ることでトレント=アレクサンダー・アーノルドの攻め上がりを阻止。アランの素早い帰陣で中盤でも数的優位を作らせなかった。
ナポリ監督:カルロ・アンチェロッティ
リバプールの攻略法とも言える戦術を、マウリツィオ・サッリのアイデンティティと自身のアイディアで実現させた。マクシモビッチの起用でルイの不安な守備力をカバーさせた点は流石。すべての起用に意図を感じさせる名采配で、完勝と言えるだろう。
リバプール監督:ユルゲン・クロップ
アンチェロッティの策に完全に敗北。どのサードでも優位性を確保することが出来なかった。また、ファビーニョではなくミドルシュートもあるジェルダン・シャチリを投入するくらいの思い切りの良さは見せたいところ。ファビーニョを入れたところで、ナポリの狙いを防ぐことはできない。
主審:カッシャイ・ビクトル
試合を通して安定したレフェリング。スムーズに試合を進行させ、両チームの選手がフラストレーションをためることもなかった。
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