近年ヨーロッパの舞台で力を発揮しているラ・リーガのクラブ。そのタイトルの多くがレアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、セビージャによってもたらされたものだ。しかしこの国のリーグには魅力あふれるクラブが多く存在している。そこで今回は上記4クラブ以外の見るべきクラブを紹介する。
ビジャレアル
バレンシア州のヴィラ=レアルに本拠地を置くビジャレアルは、ラ・リーガが好きなフットボールファンの中では、多くの人が好意を抱いているだろう。若い選手を多く登用し、スタイリッシュで鮮やかなフットボールを展開する。多くの監督がこのクラブで名声をあげた。今シーズンはサンティ・カソルラもクラブに戻ってきており、目指すはチャンピオンズリーグ出場権だ。
セルタ・デ・ビーゴ
ガリシア州で攻撃的なフットボールを貫くセルタはリーグ屈指の魅力的な攻撃陣を有する。ロシアワールドカップでもスペイン代表として活躍したイアゴ・アスパスを中心に、スピードと小気味良いドリブルが持ち味のピオネ・シスト、ネクスト・スアレスの呼び声高いウルグアイ代表のマクシミリアーノ・ゴメスが今シーズンも暴れまわるはずだ。
レアル・ソシエダ
ヨーロッパでも随一の下部組織を持つ“ラ・レアル”は、昨シーズンをもってレジェンドのシャビ・プリエトが引退。生え抜きのミケル・オヤルサバルがその後を継ぐ存在になることを期待されている。とにかく攻め続けるスタイルで不安定なシーズンを過ごした昨季から、復活ののろしを上げるだろうか。
レアル・ベティス
乾貴士が移籍して注目を集めた、情熱の地アンダルシア州はセビージャに本拠地を置くベティス。“ベティス万歳!たとえ敗れようとも”の合言葉でクラブを鼓舞するサポーターは、スペインでも有数の数と熱を持つ。37歳になった今でもチームの中心的選手であるホアキン・サンチェスはどのスタジアムに行っても拍手を受ける存在だ。
レバンテ
昨シーズン終盤の追い上げによって残留を決めたレバンテは、今シーズンもチームを残留に導いたパコ・ロペスの下でリーグ戦を戦う、非常に組織されたクラブであることは開幕戦でも証明済みで、どこか、奇跡の優勝を果たしたイングランドのレスター・シティと重なるところがある。果たしてミラクルを起こす存在になれるだろうか。
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