日本時間18日に行われたワールドカップロシア大会グループステージ初戦、グループFのドイツ代表対メキシコ代表の一戦は1-0でメキシコが勝利を収めた。
W杯2連覇を目指すドイツとベスト16の壁を越えることを目指すメキシコの試合は、前半からメキシコがペースを掴む。
イルビング・ロサノやカルロス・ベラなどのスピード豊かなタレントが、ボール奪取から一気にドイツゴールに強襲し、何度もマッツ・フンメルスとジェローム・ボアテングに難しい対応を迫った。
一方のドイツはボールを握るがコンパクトな守備と、組み立てのキーマンであるトニ・クロースを完全に消されたことにより、思ったようにリズムを作れない。
そしてこの流れの中でメキシコが先制に成功する。35分、ハビエル・エルナンデスがワンタッチで縦パスを落として、ボアテングを交わしカウンター発動。左サイドでを駆け上がっていたロサノがパスを受けて、相手をひとりかわして右足を振りぬき、マヌエル・ノイアーが守るゴールを破った。
後半に入ってもペースを掴めないドイツはマルコ・ロイスを投入して攻勢を強める。一方のメキシコは守備的な交代を2度行って堅守速攻の形をより明確にする。
カウンターから何度もチャンスを作るメキシコに対して、シュートの雨を浴びせるドイツだったが最後までゴールををこじ開けることができない。
試合はこのまま終了し、メキシコが前回大会王者に対して金星をあげた。
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