ワールドカップ 代表チーム

ムバッペがフランス代表にて“ボス”と称賛する点取り屋は…?

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペはアトレティコ・マドリードのFWアントワーヌ・グリーズマンがこのワールドカップ・ロシア大会の経験を生かして、さらなる成長を遂げると考えているようだ。14日、イギリス紙『デイリーエクスプレス』がこれを伝えている。

 グリーズマンは今季、公式戦49試合に出場し29ゴール、15アシストをマークしており、ヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献している。またフランス代表でも2014年のデビュー以降54試合に出場し20ゴールを叩き出すなど、ファンの代表に対する期待を背負う存在となっている。

 そのグリーズマンについてまだ19歳であるのにも関わらず「10」番を着用してロシアW杯に臨むムバッペは「彼はEURO2016からすでにこのチームの“ボス”だよ」と絶大な信頼感を寄せていることを明かした上で「彼がフランスの地で今季のELチャンピオンに輝いた時、周囲からのプレッシャーにうまく対応することができることを世界に向けて示したと思う。我々が結果を手にする上で彼は極めて重要な存在となるだろう」と語っており、本大会でも同選手のゴールに期待しているようだ。

 一方グリーズマンはバルセロナ移籍の可能性が取り沙汰されるなど去就に注目が集まっているものの、「僕は非常に落ち着いている。今最も重要なことであるワールドカップに集中しているのだ。適切な時期に僕の今後について話すよ」と語っており、本大会に向けて集中する姿勢を崩していない。

 チームメイトからも頼りにされるグリーズマンだが、周囲の雑音をものともせずロシアの地で何度もゴールネットを揺らすことができるのだろうか。