

このように審判にとって大きな助けとなっているVARだが、当初は判定に時間を要することもあり、スタジアム内のファンや両チームの選手、監督が試合中において今まで経験したことのない間合いに違和感を覚えることから不満の声を挙げていたことは、すでに今シーズンが終わったとはいえ、まだ多くのファンの記憶には新しいことだろう。
このVAR判定に要する時間だが、確かに開幕節からの第3節までの試合においては1試合平均82秒も要していた。しかし試合を重ねるにつれ、審判自身のこのシステムに対して“慣れ”を見せたこともあり、今季全試合で考えるとその時間は31.5秒にまで減少。ファンのフラストレーション“軽減”となったことだろう。
さらにイエローカードについて言及すると、昨季は1719枚提示されたものの、今季は1508枚と約12.3%の減少を見せている。そしてペナルティエリア内でのプレーを巡って、これまでも度々試合後に話題となっていたシミュレーション回数は昨季の137回から113回と約35.3%もの減少率を見せている。もしかしたらVARは「ごまかしの利かない道具」として選手のプレーにも影響を与えているかもしれない。
なお、今週なかばに開幕するFIFAワールドカップ・ロシア大会はVAR判定を伴う初めての主要国際大会であることは周知の事実である。もちろんこの4年に1度の大舞台には素晴らしいクオリティを兼ね備えた選手たちが集まっているが、よりレベルの高い、かつフェアなプレーを望んでいる世界中のフットボールファンの期待に応えるべく、迅速かつ正確なVAR判定が行われるだろう。
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