しかしその希望はワールドカップの2ヶ月前の衝撃的な監督交代以来、ますます小さくなっている。ほとんどの攻撃的な選手が好調からは程遠くチャンスを活かせていない今、日本にとってワールドカップで最も現実的なのは守備的に戦うことだ。森保一コーチの助けもあり、西野監督はサンフレッチェ広島が過去10年間で成功させJリーグのトレンドとなった3バックシステムを就任後最初の試合で試した。しかし、そのパフォーマンスは改善とは言えないものだった。西野監督の選出した23人のメンバーは、オンライン上でのファンの反応からも分かる通り失望の残るものだ。ではハリルホジッチ監督が留任していれば、よりエキサイティングなチームが期待できたのだろうか。
ハリルホジッチ監督なら間違いなく招集していた久保裕也は、西野朗監督には選ばれなかった。日の丸を背負った最近の数試合では不満の残るパフォーマンスだったが、ここ1年間で彼以上にヨーロッパで得点を決めた日本人ストライカーはいない。日本代表でのデビュー戦で輝き、今季ヨーロッパで最も活躍した日本人選手だった中島翔哉も、ボスニア人指揮官のチームには入っていただろう。調子を落としている井手口陽介も、その大きなポテンシャルを考えれば選ばれていた可能性はある。本田圭佑もおそらく選出されただろうが、西野監督のように先発メンバーとしてではなかったはずだ。堂安律がリストに入ったと考えるのは希望的観測だが、19歳の天才は原口元気や宇佐美貴史より良いシーズンを送っている。例えばハリルホジッチ監督のお気に入りで最も頻繁に起用された選手だった宇佐美は、2016年に調子を落としてポジションを失っているが、西野監督の下では魔法のように優先順位のトップに昇格している。
森岡亮太はマリ代表との親善試合での最後のチャンスで、印象的なプレーを見せられなかった。ただベルギーでの素晴らしいシーズンを考えれば、彼を外すのは難しい判断だ。ハリルホジッチ監督は元ヴィッセル神戸のプレーメーカーを招集するために、例えば香川真司を外すガッツがあっただろうか。岡田武史監督が1998年にカズを外したように、勇気ある決断をしていた可能性はある。岡崎慎司にもロシア行きのチケットを逃すリスクがあった。こうした「アンタッチャブル」な3人を落選させる可能性が、直接ハリルホジッチ監督の解任に繋がったと考えることができる。
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