ホッフェンハイムはハンブルガーSVのFW伊藤達哉の獲得に興味を示しているものの、ハンブルガーSVは“非売品”として放出には一切応じないようだ。7日、ドイツ紙『キッカー』がこれを伝えている。
伊藤は昨年9月のブンデスリーガ第6節・バイヤー・レバークーゼン戦でデビューを飾ると、クリスティアン・ティッツ監督から持ち前のサイドにおける突破力を高く評価され、シーズン終盤はチームの主力を担う存在にまで成長。今季は公式戦20試合に出場して3アシストをマークしている。
またクラブが熾烈(しれつ)な残留争いを強いられている中、一際存在感を放った4月には、バイヤー・レバークーゼンのギリシャ代表DFパナギオティス・レトソス、ボルフスブルクのDFウィリアムを抑え、月間ルーキー・アワードに輝くなど、ドイツ国内でも一目置かれる存在となっている。
その中今季3位で終え来季チャンピオンズリーグ(CL)出場を決めているホッフェンハイムが伊藤の獲得に興味を示しているという噂が伝えていたものの、ハンブルガーSVのラルフ・ベッカーSD(スポーツディレクター)はドイツ紙『キッカー』の取材に対し「我々はタツヤがプロジェクト遂行にあたり不可欠な存在であると考えている。放出不可能だ」と語り、いかなるオファーでも交渉には一切応じない姿勢を見せているようだ。
今回ワールドカップ・ロシア大会ではサプライズ招集とはならず、トゥーロン国際大会のU-21日本代表メンバーに入ったものの怪我のため代表離脱となった伊藤だが、来季はクラブの1部昇格をかけて臨むこととなりそうだ。
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