ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

ユーベ、バイエルンから52億円でD・コスタの完全獲得を発表

 ユベントスは日本時間8日未明、バイエルン・ミュンヘンからブラジル代表FWドウグラス・コスタを完全移籍で獲得したことをクラブ公式サイトを通じて発表した。

 ドウグラス・コスタは昨夏に600万ユーロ(約7億7000万円)バイエルンから1年間のレンタル移籍でユベントスに加入。シーズン序盤こそ出場機会に恵まれなかったものの、負傷離脱者を多く抱えていた今年2月以降に主力として先発の座をつかむと、3月以降の公式戦で2ゴール8アシストをマークするなど好パフォーマンスを発揮し、スクデット7連覇、コッパ・イタリア4連覇に大きく貢献した。

 またクラブ首脳陣は今夏の優先事項として最終ラインの選手層強化、ポーランド代表GKボイチェフ・シュチェスニーに続く第2GK、そしてドウグラス・コスタの完全買い取りを掲げており、そのうち1つをワールドカップ・ロシア大会開幕前に達成している。

 これによりユベントスはバイエルンに買い取りオプション行使の条件である4000万ユーロ(約52億円)の支払いを行うと同時に、ドウグラス・コスタと2022年までの新契約を結んだ。なお同選手を巡っては、マンチェスター・ユナイテッドが前線強化を目的に引き抜きを画策している可能性が取り沙汰されていたが、この完全移籍によりこの噂は立ち消えとなっている。

 ブラジル代表としてロシアW杯にも出場することが決まっているドウグラス・コスタだが、そのロシアの地でも持ち前のキレのあるドリブルを披露することを多くのファンが望んでいることだろう。