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大舞台で取り返しのつかないミス。W杯決勝、CL決勝…大事な場面で決定的な失敗を犯した選手たち

一握りの才能と血の滲むような努力で世界の最高峰でプレーする、サッカー界のトッププレーヤーたち。しかし、そんな彼らでも大舞台の重圧に押され、取り返しのつかないミスを犯してしまうことがある。今回はそんな彼らの決定的なミスをご紹介する。

ロリス・カリウス

2017/2018シーズンのCL決勝。レアル・マドリードと激突したリバプールだったが、モハメド・サラーの負傷など悪夢に襲われた。良いプレーを見せていたカリウスも悪夢から逃れることはできなかった。スローイングをカリム・ベンゼマにカットされ失点すると、ガレス・ベイルのミドルシュートをキャッチしにいきファンブル。試合後は涙ながらにサポーターへ謝罪した。

アントワーヌ・グリーズマン

2015/2016シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリードと激突したアトレティコ・マドリード。後半開始直後にフェルナンド・トーレスがPKを獲得。同点の好機にキッカーを務めたのがグリーズマンだった。しかし、シュートはクロスバーを叩きPK失敗。試合はPK戦にもつれ3-5でマドリードに敗れている。

アンドリー・シェフチェンコ

2004/2005シーズンのCL決勝、リバプールに大逆転で敗れたミラン。有名なイスタンブールの奇跡だ。ミランは3点差を追いつかれ、試合はPK戦に。5人目のキッカーを務めたシェフチェンコだったが、イェジー・ドゥデクのドゥデクダンスの前に、決めきることはできなかった。

オリバー・カーン

日韓Wワールドカップ(W杯)の決勝でブラジル代表と激突したドイツ代表。決勝までにチームを鼓舞してきたカーンだったが、リバウドのミドルシュートをファンブル。ロナウドに得点を許してしまい、W杯優勝を逃している。

ゴンサロ・イグアイン

コパ・アメリカ(南米選手権)決勝でチリ代表に敗れたアルゼンチン代表。イグアインはビッグチャンスを外し、PK戦でも放ったシュートは大きく枠を外れた。120分を通してスコアレスだったが、アルゼンチンはPK戦の末優勝を逃している。

ジネディーヌ・ジダン

これには賛否両論あるかもしれないが、2006年W杯決勝のジダンの頭突きは間違いなくフランス代表の敗戦の一因だろう。PK戦の末、ジャンルイジ・ブッフォンのファインセーブもあり、フランス代表は優勝を逃した。

スティーブン・ジェラード

2013/2014シーズンのプレミアリーグ第36節でチェルシーと激突したリバプール。ジェラードは前半ロスタイムに自陣最後方で足を滑らせてボールをロスト。これをデンバ・バが奪い冷静に沈めた。このシーズン優勝を果たしたマンチェスター・シティの勝ち点は86。対する2位リバプールは84。このミスが無ければ優勝できていたかもしれない。

ジョン・テリー

2007/2008シーズンのCL決勝。120分で決着がつかず、試合はPK戦へ。決めれば優勝という場面で5人目のキッカーを務めたのはテリー。しかし、雨でぬれたピッチで足を滑らせ、ボールは右ポストを叩いてしまう。その後7人目の二コラ・アネルカが失敗し敗戦。テリーは泣き崩れた。

リオネル・メッシ

2016年のコパ・アメリカ決勝でチリ代表と激突したアルゼンチン代表。試合はPK戦にもつれ込み、最初のキッカーを務めたのがメッシだった。しかし、シュートはゴール右上を通過。4人目のルーカス・ビリアも失敗したことで優勝をチリに譲った。

ロベルト・バッジョ

1994年ワールドカップの決勝でブラジル代表と対戦したイタリア代表。試合はPK戦にもつれ込み、3-2とブラジル代表リードで迎えた5人目のキッカーを務めたのがバッジョだった。しかし、シュートはゴールの上を通過。その瞬間にブラジル代表の優勝が決まった。バッジョは「PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ」という有名な言葉を残している。

名前:菊池大将
趣味:サッカー観戦、映画鑑賞、読書
好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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