ワールドカップ 代表チーム

アピールに成功した選手は?ガーナ戦で明暗分かれた5選手

30日に行われたキリンチャレンジカップ、ガーナ代表戦を終えて、今日W杯に挑む23人の最終メンバーが発表される。メンバー発表前最後のテストマッチとなったこの試合で、最終メンバー当落線上にいそうな5選手をピックアップし、アピールに成功したか失敗したか分析する。

大島僚太

アピールに成功

90分間プレーしてチームでも1、2を争う好パフォーマンスを見せた。3つの異なるシステム、それに伴う3つの異なるタスクを柔軟にこなし、戦術的な幅の広さを示した。

井手口陽介

アピール失敗

出場時間が短かったこともありアピールする機会が少なかったのは事実だが、明らかにコンディション面で問題を抱えているようだった。最終メンバー入りは厳しそうだ。

宇佐美貴史

アピール成功

左サイドからのカットインで惜しいシーンを作るなど、バヒド・ハリルホジッチ前監督時代よりも活力に満ちたプレーを披露。守備面でも積極的にチームを助け、恩師である西野朗監督に存在感を誇示した。

岡崎慎司

アピール失敗

井手口と同じように、コンディション面に不安を抱えている。もちろんW杯初戦にマッチフィットネスのピークを持っていくことが基本だが、得点の匂いをさせなかったことは非常に気になる。

香川真司

アピール成功であり失敗

後半から出場した香川は長友佑都や本田圭佑らといい連携を見せながら、早い段階でシュートを2本放った。心配されたコンディション面も非常にポジティブな印象。しかしサイドでプレーした際に彼の良さは半減した。彼を起用するのであれば中央だ。今に分かったことではないが、この戦術的な柔軟性の低さは西野監督の悩みの種になる可能性がある。