日本代表対ガーナ代表の国際親善試合が5月30日に行われ、日本は0-2で敗北を喫した。
西野朗監督にとっての初陣であり、ロシアワールドカップ(W杯)メンバー発表前、最後の試合となる重要なこの一戦。西野監督は3-4-2-1のフォーメーションで選手をピッチに送り出した。両チームが出方を伺う中、開始早々に試合は動く。前半8分に槙野智章が自陣ペナルティエリア付近で相手選手を倒しFKを与えてしまう。このFKをトーマス・パーティがゴール右隅に沈め、ガーナが先制に成功し0-1。早く追いつきたい日本は両サイドの長友佑都、原口元気を活かし徐々にペースを握る。
32分には本田圭佑が自ら得たFKを直接狙うが、ゴール左隅を捉えたボールはGKリチャード・オフォーリによってセーブされた。このプレーで得たCKをファーサイドで待ち受けた本田は再び左足を振りぬくが、またしてもオフォーリに阻まれる。
結局、日本はゴールネットを揺らすことができず、ビハインドで前半は終了した。
迎えた後半、開始とともに投入された武藤嘉紀、香川真司が立て続けにシュートチャンスを迎えるが、ネットを揺らすには至らない。
すると48分、ロングボールに抜け出したエマニュエル・ボアテンクを川島が倒し、PKを与えてしまう。これを落ち着いてボアテンクが決めリードを2点に広げ、スコアは0-2に。日本にとっては前半同様、立ち上がりの失点となった。
2点を追いかける日本は柴崎岳や岡崎慎司、井手口陽介などさまざまな選手を投入し、勝利を目指すが、ガーナの守備陣を崩し切れず。不用意なミスからカウンターを食らうシーンも目立った。後半アディショナルタイムには相手ゴール前での細かいパスワークから武藤がシュートを放つが枠を捉えられない。
試合はこのまま0-2で終了。西野新監督率いるサムライブルーとしてはW杯に向けて大きな不安が残る結果となった。W杯まで残り2戦。最終メンバー23人の発表は明日、31日16時から予定されている。
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