セリエA ナポリ

チェルシー、コンテ後任として前ナポリ指揮官の招へいを決断か

 チェルシーはナポリ前監督のマウリツィオ・サッリ氏の招聘(しょうへい)並びにアントニオ・コンテ監督の解任を決断したかもしれない。25日、イタリアメディア『Sportitalia』がこれを伝えている。

 サッリ氏は24日にナポリが元バイエルン・ミュンヘン指揮官のカルロ・アンチェロッティ氏を新たに招聘したことにより、クラブ指揮官の職が解かれている。また同氏の去就を巡っては、以前からチェルシー行きの噂が取りざたされていた他、ここに来てロベルト・マンチーニ監督との契約解除を発表していたゼニト・サンクトペテルブルクが招聘に動いていると伝えられていた。

 一方チェルシーはコンテ監督が昨季はリーグ優勝に導いたものの、今季は来季チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に終わったことを受け、FAカップ制覇に関わらず指揮官交代を本格的に検討しているものとみられる。

 そのチェルシーの幹部は現地時間24日にロンドンで7時間に渡り、サッリ氏の代理人と会談を行った模様。その結果、チェルシーはナポリに契約解除金800万ユーロ(約10億円)を支払った上で同氏と2年契約を結ぶ準備に入ったと伝えられている。なおこの契約解除条項は5月末まで有効となっており、ナポリは同氏を解任したにも関わらず契約解除金の支払いを求めているようだ。

 ただチェルシーは今後、コンテ監督との契約解除について交渉を行わなければならず、解任に踏み切る場合に支払いが必要になる違約金に関する調整も含め、非常に複雑な問題を抱えることとなりそうだ。