溢れる才能で同世代の選手たちに大きな差ををつけ、異次元のプレーを見せる選手たちがいる。彼らは同世代の枠に収まりきらず、1つの上の年代や、トップチームに若くして昇格することが多い。今回は若くしてトップチームデビューを果たした選手19選をご紹介する。
キリアン・ムバッペ
デビュー:16歳(モナコ)
現在:19歳(パリ・サンジェルマン)
国籍:フランス
若干16歳にしてプロデビューを飾り、同シーズンにはこれまで元フランス代表FWティエリ・アンリが保持していたモナコでの最年少得点記録を塗り替えた。また、リーグ戦では29試合で15ゴール11アシストを記録し、モナコの17年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。移籍期間最終日にネイマールに次ぐ1億8000万ユーロ(約230億円)での買取オプション付きのレンタルで今季はPSGでプレーしている。
マルティン・ウーデゴール
デビュー:15歳(ストレームスゴトセトIF)
現在:19歳(ヘーレンフェーン(レアル・マドリードからのレンタル移籍))
国籍:ノルウェー
2014年に15歳でノルウェー1部リーグデビューを果たし、最年少出場記録を更新、その1ヶ月後にリーグ最年少得点記録を更新した。16歳の時に国外への移籍が可能になると各国のビッグクラブがこぞって獲得を希望した。結局レアル・マドリードが獲得に成功し、本人は「世界で最も偉大なクラブに所属するのは夢」と話した。2015年のリーガ・エスパニョーラ最終節でレアル・マドリード最年少となる16歳157日にトップチームデビューを飾った。現在はオランダのヘーレンフェーンにレンタルで加入し、武者修行を行っている。
久保建英
デビュー:15歳(FC東京)
現在:16歳(FC東京)
国籍:日本
2011年に10歳でバルセロナの下部組織に入団すると、2012-2013シーズンには得点王に輝くなどポテンシャルを発揮。しかし、バルセロナの18歳未満の外国人選手獲得・登録違反により公式戦出場停止処分が続き、2015年3月、日本に帰国してFC東京の下部組織に入団した。昨年11月にはJリーグ史上最年少出場記録を更新し、翌年5月にトップチームデビュー。昨シーズンのJ1リーグ第33節の対サンフレッチェ広島戦で16歳にしてJ1リーグ出場を果たした。
ビニシウス・ジュニオール
デビュー:16歳(フラメンゴ)
現在:17歳(フラメンゴ)
国籍:ブラジル
「NEXTネイマール」との呼び声高いヴィニシウス・ジュニオールは、今年の5月にプロデビューを果たした。テクニック、スピード、突破力と高い得点能力を兼ね備えている同選手は、2018年7月にレアル・マドリードへ移籍することに決まっている。U-17ブラジル代表では11番を背負って同国の優勝に貢献した。
カスパー・ドルベリ
デビュー:17歳(シルケボーIF)
現在:20歳(アヤックス)
国籍:デンマーク
2015年にプロデビューを果たすと、翌年にオランダの強豪アヤックスへ移籍。もともとはウインガーであったが、下部組織でセンターフォワードにコンバートした。2016年7月のチャンピオンズリーグ予選でプロ初得点を記録した。同年11月にはデンマークのフル代表デビューを飾った。両足から強烈なシュートを放つことができる上に、加速力や柔らかいボールタッチに長けており、そして187cmという慎重を生かしたポストプレーも可能という万能型ストライカー。
リオネル・メッシ
デビュー:17歳(バルセロナ)
現在:30歳(バルセロナ)
国籍:アルゼンチン
13歳の時にバルセロナに加入し、17歳でトップチームデビューを果て以降、8度のリーガ・エスパニョーラ優勝と4度のチャンピオンズリーグ優勝に貢献。個人タイトルではバロンドールを5度受賞している。アルゼンチン代表における通算最多得点記録保持者でもある。メッシは昨年、バルセロナとの契約を2021年まで延長した。契約解除金は驚異の7億ユーロ(約933億円)となっている。
クリスティアーノ・ロナウド
デビュー:17歳(スポルティング)
現在:33歳(レアル・マドリード)
国籍:ポルトガル
スポルティングCPでクラブ史上初となる1シーズンでのU-16、U-17、U-18、Bチーム、トップチームでの出場を果たすなど、トップデビュー当初から注目されていたクリスティアーノ・ロナウドは、32歳となった現在もマドリードでの中心選手であることは言うまでもない。
エムレ・モル
デビュー:18歳(ノアシェラン)
現在:20歳(セルタ)
国籍:トルコ
デンマークのノアシェランでのデビュー当時からトルコのメッシとして欧州ビッグクラブから注目の的となっていたエムレ・モルは、2016年夏にドルトムントへ移籍するも球離れの悪さが改善されず、昨夏にセルタへ完全移籍している。
アルバン・ラフォン
デビュー:16歳(トゥールーズ)
現在:19歳(トゥールーズ)
国籍:フランス
トゥールーズの下部組織出身でありわずか16歳でトップデビューを果たしたアルバン・ラフォンは、フランスのドンナルンマとして一気に名を馳せている。
カイ・ハベルツ
デビュー:17歳(レバークーゼン)
現在:18歳(レバークーゼン)
国籍:ドイツ
プレースタイルがアーセナルのMFメスト・エジルと似ているカイ・ハベルツはU19欧州選手権で1試合4ゴールをマークするなど早くも能力の片鱗を見せつけており、プレミア勢を中心にビッグクラブから目を付けられる存在になっている。
ズラタン・イブラヒモビッチ
デビュー:17歳(マルメFF)
現在:36歳(ロサンゼルス・ギャラクシー)
国籍:スウェーデン、
ユベントス、インテル、バルセロナ、ミランなど数多くのビッグクラブを渡り歩いたイブラヒモビッチは、1999年にマルメFFでトップでニューを果たすもチームは2部に降格している。
ベン・ウッドバーン
デビュー:17歳(リバプール)
現在:18歳(リバプール)
国籍:ウェールズ
リバプールのアカデミー出身であり、昨季は公式戦5試合に出場したベン・ウッドバーンは、17歳42日というクラブ史上3番目の若さでデビューを果たしている。
ジャンルイジ・ドンナルンマ
デビュー:16歳(ミラン)
現在:19歳(ミラン)
国籍:イタリア
シニシャ・ミハイロビッチ監督のもと、2015?2016シーズンに16歳でトップチーム昇格を果たすと元レアル・マドリードのGKディエゴ・ロペスから正守護神の座を奪い、11月以降はリーグ戦全試合で先発出場を果たしている。
セスク・ファブレガス
デビュー:16歳(アーセナル)
現在:31歳(チェルシー)
国籍:スペイン
セスクは16歳でトップデビューを果たすと、強豪アーセナルの主力選手として活躍。その後、バルセロナを経てチェルシーへ移籍。早熟の選手としては珍しく30歳となった今もなおトップレベルのクオリティを維持している。
ウェイン・ルーニー
デビュー:16歳(エバートン)
現在:32歳(エバートン)
国籍:イングランド
2002年エバートンの開幕戦で16歳にしてトップデビュー。同年リーグ史上最年少得点記録(当時)を更新した。その後、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍。クラブ歴代最多得点記録249ゴールを更新するなど活躍し、昨季13年ぶりエバートンへ復帰した。
ゴンサロ・ゲデス
デビュー:17歳(ベンフィカ)
現在:21歳(バレンシア)
国籍:ポルトガル
2014年にベンフィカでプロデビューを果たすと、2014/2015シーズンに公式戦41試合に出場し8得点を決め大ブレイク。2015年には18歳11ヶ月でポルトガル代表としてA代表デビューを記録した。
イゴール・アキンフェエフ
デビュー:16歳(CSKAモスクワ)
現在:32歳(CSKAモスクワ)
国籍:ロシア
6歳以下は入団できない規定のCSKAモスクワのサッカースクールに4歳で入団。16歳で同クラブのトップデビュー。17歳でレギュラーとなり、18歳でロシア代表初出場を記録した神童だ。
クリスチャン・プリシッチ
デビュー:17歳(ボルシア・ドルトムント)
現在:19歳(ボルシア・ドルトムント)
国籍:アメリカ合衆国
アメリカで生まれたプリシッチは2015年にドイツへ渡りU-17ボルシア・ドルトムントと契約。半年後の7月には16歳ながらU-19に昇格し、翌年1月のブンデスリーガ第19節インゴルシュタット戦で1部デビューを果たした。
セルヒオ・アグエロ
デビュー:15歳(インデペンディエンテ)
現在:29歳(マンチェスター・シティ)
国籍:アルゼンチン
アルゼンチンのインデペンディエンテでプロ契約。2003年に母国の英雄ディエゴ・マラドーナの持つプリメーラ・ディビシオン最年少出場記録を更新する15歳でのトップチームデビューを飾った。
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