
著者:マリオ・カワタ
オランダで花開く堂安律
2015年10月、英紙『ガーディアン』は毎年恒例の企画の最新版として1998年生まれの世界最高の若手選手50人を発表した。既にレアル・マドリードでプレーしていたマルティン・ウーデゴール、その3ヶ月後にブンデスリーガデビューを果たすクリスチャン・プリシッチ、イタリアに渡る前のハン・グァンソンらと共にリストに名を連ねたのが、その年ガンバ大阪でトップチームデビューを果たした17歳の堂安律だった。
それからの2年半で、日本屈指の才能は順調に成功への階段を上り続けてきた。
2016年は主にガンバのセカンドチームでプレーしJ3で10得点を挙げ、昨年のFIFA U-20ワールドカップでは3ゴールを挙げる活躍で日本を決勝トーナメントに導いた。そしてその4週間後にレンタル移籍が発表されたオランダのフローニンゲンでは、開幕戦に先発するなど素早く新しい環境に適応し、特に今季後半戦は左右のウイングとしてコンスタントに結果を出し続けている。
今季のリーグ通算得点を9に伸ばし、サポーターズクラブからクラブの年間最優秀選手に選出されている事実からも、その活躍ぶりがうかがえるだろう。特に大きなインパクトを残したのは3月18日、アウェイでのAZ戦だった。リーグ3位の強豪を相手に1点ビハインドの82分、堂安はペナルティエリア外で後ろ向きでボールを受けると、トラップと共に反転して前を向き相手に囲まれながらもタイミングを計って左足を振り抜く。GKの伸ばした手の先を越え、一直線にゴール左隅に突き刺さった一撃は、この日本人アタッカーの秘めた大きなポテンシャルを改めて証明するものだった。
当然クラブからの評価も高い。フローニンゲンのダイレクターを務めるハンス・ナイラント氏は先月、現地紙に「彼はエールディビジの宝石だ」と語り堂安を称賛している。「彼は多くの得点を挙げていて、怪我もしない。明るく情熱的でボール扱いがうまく、非常に魅力的な選手だ」
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