痛恨の逆転弾を献上したバイエルンGKが謝罪。仲間からは温かい声

バイエルン・ミュンヘンに所属するスベン・ウルライヒ　写真提供:Getty Images

　バイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ人GKスベン・ウルライヒは、自身のInstagramにて昨日行われたチャンピオンズリーグについて謝罪した。3日にその詳細をイギリス『スカイスポーツ』が伝えている。

　日本時間昨日の朝に行われた、チャンピオンズリーグ準決勝のレアル・マドリード対バイエルン・ミュンヘンの2ndレグは2-2の同点で終了した。ただ、1stレグに2-1で勝利していたマドリードが合計スコア4-3で上回り、3年連続の決勝進出を果たした。

　この試合で先制に成功したのはバイエルンだった。しかし、その後同点弾を許すと、後半開始20秒後にバイエルンのフランス代表MFコランタン・トリッソが出したバックパスに対する判断を誤ったウルライヒはエリア内でのハンドを避ける為にボールに触ることができず、無情にもボールは脇の下を通過。結局詰めていたマドリードのFWベンゼマに押し込まれて痛恨の被弾を喫した。

　このゴールで延長戦へもつれ込む可能性が消え、敵地で合計スコアを上回らなければならないという厳しい状況を作ってしまったウルライヒは自身のInstagramを更新し、次のように述べて謝罪した。

「CLで敗退したことについて僕は言葉で表すことができないほど失望している。僕たちは本当に決勝へ行きたかったし、その為に全力を尽くしてきたけれど、僕が不必要なミスを犯した。僕はこのミスについて説明できない。チームのみんな、そしてファンのみんな、申し訳ない…」

　しかし、この投稿にチームメイトは以下のような返信をして同選手を勇気付けていた。

ハメス・ロドリゲス「顔を上げて。僕たちは仲間だ。」
ハビ・マルティネス「君は何度も僕たちを救ってきたじゃないか！」
ジェローム・ボアテング「顔を上げて！！共に勝って、共に負けるんだよ！」
バイエルン公式「＃俺たちは俺たちだ ＃前進あるのみ」

　これらの温かい言葉がウルライヒに伝わり、立ち直ってくれる事を願いたい。