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レアルのマルセロ、バイエルン戦前半ATにおけるハンドに言及

 レアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロは日本時間2日未明に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ・バイエルン・ミュンヘン戦で前半アディショナルタイムに起こった出来事について言及しているようだ。2日、米メディア『ESPN』がこれを伝えている。

 マルセロにとって問題となったシーンは前半アディショナルタイムの45+1分に訪れた。自陣左サイドからバイエルンのドイツ代表DFヨシュア・キミッヒの上げたクロスが同選手の手に当たったものの、ジュネイト・チャキル主審の笛が吹かれることはなく、バイエルンにPKは与えられなかった。

 これについてマルセロは試合後のインタビューにて「確かにボールは僕の手に当たった。僕はレフリーに対して何も話していない。主審は我々に対してミスをしている」と自身のハンドを認めるコメントを残している一方、チャキル主審にも責任があると考えているようだ。また同選手は「(ピッチ内で)起こったことが全てだ。今は非常に難しい状況であるが、もしこの場でハンドを犯していないと言うと、僕は嘘つきになってしまう」と語っており、メディア対応に苦慮している様子を覗かせている。

 なおこのマルセロのプレーについて、この重要な一戦を欠場していたバイエルンのチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルとドイツ代表DFジェローム・ボアテングは自身のSNSを通じてチャキル審判の下した判定を批判している一方、マルセロに対しては今のところ目立った言及は行われていないようだ。今季のCL優勝の最右翼と謳われていた両クラブの対戦だけに、主審の判定により少なからず試合の流れが左右されたという点で好ゲームに水を差したと感じるファンもいるかもしれない。