セリエA インテル

今週末に控えるイタリアダービー、入場料収入が過去最多もその額は…?

 日本時間29日未明に行われるセリエA第35節・インテル対ユベントスにおける入場料収入がイタリアダービー史上新記録となるようだ。27日、インテルの公式サイトやイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』などがこれを伝えている。

 リーグ戦残り4試合とスクデット争いや来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いなどが佳境を迎えている中での伝統の一戦は両クラブにとって非常に重要な一戦となることから、前節終了後からイタリア国内での関心が高まっている。チケットはすでに完売しており、当日はスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァに78328人の来場が見込まれるとインテル公式サイトは伝えている。そしてチケット代による入場料収入は500万ユーロ(約6億6000万円)を超えるものとみられ、イタリアダービーの歴史に刻まれることになるようだ。

 またユベントスが2位ナポリとの勝ち点差が1であり、熾烈(しれつ)なスクデット争いが依然として繰り広げられていることから今回のイタリアダービーでは約1万人ものユベントスファンがミラノに駆けつけるものとみられる。さらにユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンにとって最後のイタリアダービーとなることがほぼ確実であることから、ダービーマッチにおける同選手の最後の雄姿を見たいと願っているファンも多いようだ。

 例年以上にスクデット争い、上位争いが混沌としている中で迎えるこの“大一番”は間違いなく両クラブの選手やスタッフにとって非常に厳しい一戦となるだろう。ピッチ上で繰り広げられるであろう激闘をファンは待ち望んでいるに違いない。