プレミアリーグ アーセナル

今夏アーセナル指揮官退任のベンゲル、欧州他クラブ指揮へ意欲示す

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は来季以降、欧州の他クラブで引き続き監督業を続ける意欲を示しているようだ。26日、英紙『テレグラフ』がこれを伝えている。

 アーセナルは先週末にベンゲル監督の今夏退任を発表しており、22シーズンに及んだベンゲル体制に幕を下ろすことが決定事項となっている。また退任発表の翌日に同監督の行き先としてパリ・サンジェルマン(PSG)やモナコ、エバートンなど複数クラブの名前が早くもイギリスの複数メディアが挙げている。

 自身の去就について注目が集まる中、ベンゲル監督は日本時間27日未明に控えるヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ・アトレティコ・マドリード戦の前日記者会見にて「これ(アトレティコ・マドリード戦)が私にとって最後の欧州カップ戦の試合にならないことを願っている。目標は再び欧州の舞台に立つことだ」と語っており、来季以降にアーセナル以外のクラブで欧州カップ戦に参戦することを目指していると考えられる。

 ただベンゲル監督は監督業を続けることを示唆しているものの、当面はフリーの身として自身のキャリアの小休止を挟むことを明言した上で今夏から1年未満に監督業に復帰する構えを見せている。アーセナルで長期政権を築いてきたこのフランス人指揮官の次なる行先にはしばらく注目が集まりそうだ。