J1リーグ所属の浦和レッドダイヤモンズは19日、元鹿島アントラーズの指揮官でもあるオズワルド・オリヴェイラ氏の監督就任を発表した。
オリヴェイラ氏は2007年から2011年まで鹿島アントラーズを率いており、2007年から2009年まで史上初のJ1リーグ3連覇を成し遂げた名将として知られている。また2012年以降はフラメンゴ、コリンチャンス、アトレティコ・ミネイロなどブラジルの強豪クラブの監督を歴任していた。同氏を巡っては、ブラジル国内クラブも招聘(しょうへい)を画策していると伝えられていたが、今回浦和レッズはこの争奪戦を制したものとみられる。
その浦和レッズは、今季Jリーグ開幕からの5試合で2分3敗と開幕スタートダッシュに失敗。第5節終了時点で降格圏の17位に沈んでいたことから4月2日に堀孝史監督の解任を決断。その後は大槻毅育成ダイレクターが暫定監督として指揮を執っており、同監督就任後は公式戦4勝1分(ルヴァンカップも含める)とチームの立て直しに成功していた。
日本ではJ1リーグ、天皇杯、ナビスコカップ、FUJI XEROX SUPER CUP(富士ゼロックス スーパーカップ)など主要タイトルを8つ獲得しており、タイトルの獲り方を熟知しているオリヴェイラ氏が、現在勝ち点11の10位と一時の不振ムードを脱却した浦和レッズをこれからどのようにしてさらに上位へと押し上げるのか、同氏の手腕に注目が集める。なお、浦和レッズはオリヴェイラ氏が4月25日のJ1リーグ第10節・柏レイソル戦から指揮を執ることも併せて発表している。
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