
明治安田生命J1リーグ第8節、サガン鳥栖対ジュビロ磐田の試合が15日、ヤマハスタジアムで行われた。試合は1-0でホームの磐田が後半12分左サイドからのグラウンダーの折り返しを松浦拓弥が冷静に押し込み先制しそのまま勝利を収めている。
この試合の後半30分、1点ビハインドの鳥栖にターニングポイントが現れた。左サイドでボールを持ったFW田川享介がドリブルで仕掛けるもMF山本康裕に止められたこの場面。田川はハンドのアピールをするも、認められなかった。鳥栖は第5節の名古屋戦、第6節のC大阪戦、第7節の柏戦に続きまたしても疑惑の判定が生まれてしまった。
この試合の終了後、磐田の名波浩監督は「康裕(山本)のボックス内のシーンは、PKだなと思っています。(マッシモ)フィッカデンティとはイタリアつながりで試合前にも話しましたけど、僕が分析していた中でも彼らのチームがセレッソ戦も、レイソル戦も、名古屋戦もPKが3度見逃されているなと試合前にそのように言っていて、今回も見逃されてしまったので、ちょっとアンラッキーな部分もあったのではないかな」とコメント。田川のプレーはハンドであったことを認めている。
一方、C大阪戦の話にはなるがサガン鳥栖のマッシモ・フィッカデンティ監督が審判団の運営が「最低だった」と怒りを爆発させ、判定に対する怒りをぶちまけた。「監督として本当に色々なゲームをプロとしてやってきましたが、こういうな試合の裁き方というのは受け入れられない。試合前にあれだけフェアプレー、フェアプレーと言ってミーティングをしておいて、これはなんなんだろう」と語っている。
しかし、今シーズンJリーグでは鳥栖の試合だけでなく、得点や試合結果に直結する判定のミスが相次いでいる。先月31日の鹿島アントラーズ対コンサドーレ札幌戦では、MF三好康児の決定的なシュートがゴール前でDF昌子源の手に当たりブロックされたが、ファールの笛はなし。また、同日の川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島戦で終了間際に川崎の同点ゴールが取り消されたシーンも、実際にはオフサイドではなかった。これらはいずれも試合の勝敗を左右する判定であり、勝ち点1、得失点差1の違いで優勝や降格が決まる可能性を考えても、これはシビアに捉えられるべき問題だ。
これらの対策としてJリーグはVAR導入に動いている。VARは来年からの導入が検討されているが、それまでの間にゲームの公平性を保つためにJリーグ審判団には何かしらの対策を練ってほしいものだ。
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