FT:マルティノス選手、何がきっかけで個人分析官と仕事をすることを決めたのですか?
クエンテン・マルティノス(以下QM):私の代理人がきっかけです。私は自分に対して厳しい人間です。自分にはクオリティがあることを確信していますが、それが十分に発揮されているとは思っていませんでした。私はもっと活躍できると思っていましたし、私の代理人もそう感じていたので、この話を持ち掛けてきてくれたのです。ローランと話し個人レッスンを行ってみて、たくさんの発見がありました。成長できると感じましたし、自分自身がピッチ上で何をしていたのか疑問に思うことがたくさんありました。すべてビデオなのですべてが明快です。
FT:マルティノス選手はいい生徒ですか?
LV:クエンテンはとてもいい生徒ですよ。最初は誰もが私たちのやっていることに、疑問を持ちます。なぜなら私は何も成し遂げていませんからね。元プロ選手でもありません。しかし選手の「振る舞い」が変わったり、「ローレンが面白いことを言っていたぞ」と彼らが思ってくれたりした時、私はそれをピッチ上で見ることができます。彼と仕事をするのはとても素晴らしいことですし、そうでなければここにはいないでしょうね。
FT:数少ない選手が同じトレーニングをするリーグにおいて、これらの新しい「振る舞い」を学ぶことは簡単ですか?それとも難しいですか?
QM:このトレーニングはとても個人的です。私は私だけに集中し、私がやるべきことをやります。もし彼が特定のやり方を提案してくれば、私はそれをやります。たくさんの取り組みがあります。現在は、すべての試合の後に分析を行い、何をするべきかをビデオで確認しています。ローランは私に「何をするべき」だとは言いません。「なぜこのようにプレーするのか」聞いてくるのです。コーチが、私にどのように走ってほしいのか、もしくはチームメイトが私の動きに、どのように反応するのかを、彼は尋ねてくるわけです。
LV:すべてのコーチがそれぞれ異なった戦略を持っています。ですから私は、私のビジョンを当てはめるのではなく、その戦略に対応する必要があります。システムの中で選手の成長を助けるのです。目的はコーチの哲学の中で、マルティノスに最高のパフォーマンスしてもらうことです。
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