代表チーム セネガル代表

日本に立ちはだかるセネガル代表、現地老舗新聞社デスク長が語る、親善試合で見えた5つのポイント

ロシアワールドカップで日本と同じグループHを戦うセネガル代表。今回は3月24日に行われたウズベキスタン代表戦と、3月28日に行われたボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦で見えた5つのポイントを解説する。

3バック

3人のCBという戦術システムはウズベキスタン戦で機能しなかったが、アリュー・シセ監督はボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも同じシステムを採用した。そして、それが良いものとは言えなかった。選手は失われているように見え、そこの活気はなかった。W杯まで3ヵ月を切ったのにもかかわらず、彼は4-2-3-1を改善させるのではなく、新たなシステムを試している。

2人のウィングバック

2人のWBは彼らがお互いにオフェンスに比重を置くか、ディフェンスに比重を置くか理解できていなかったので、全体的に動揺していた。3人のCBはお互いを理解していなくとも、正し仕事をできていた。

サディオ・マネ

スター選手であるマネはプレーメーカーとして機能していなかった。(ナンバー10)彼はリバプールの時のように左右どちらかのウィングでプレーしている方が、はるかに効率的だ。

2人のフォワード

これまでに語ってきたことの結果、ムサ・ソウとマメ・ディウフの2人のCFはめったに良い形でボールを受けることができなかった。セネガルはチームとして1点しか奪うことができず、残念な結果を生み出した。

ゴールキーパー

GKアブドゥライェ・ディアロが唯一の満足できる結果だった。フランスのレンヌでプレーしていないにも関わらず、ボスニアにとって興味深いシチュエーションの中で2つ3つのセーブを見せ、チームを救った。

著者:エンディアイェ・カリファ

 60歳の「年寄り」ジャーナリスト。セネガルで最大で最古の新聞『Le Soleil』で働いてきた。20年間スポーツデスクの長であり、5回のワールドカップ(1998年、2002年、2006年、2010年、2014年)をカバーし、今回のロシアワールドカップも現地で取材予定。その他多数のスポーツイベントをカバーした経歴を持つ。

名前:菊池大将
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