代表チーム 日本代表

柴崎岳、連携・連動性不足を感じるも「十分に詰めて行ける部分」

 国際親善試合日本代表対ウクライナ代表が28日に行われ、日本は1-2で敗北を喫した。トップ下で先発出場し、後半80分までプレーした柴崎岳が試合後インタビューに答えた。

 今日の試合を振り返って

 結果が出なかったので、残念な試合だったかなと思います。

 試合前の想定から違った部分は?

 そこまで違った部分は無いですね。まあマークのズレは多少あったにせよ、取るべき所までは作れてたと思うので、そこの最後の部分でもう一歩踏み込めなかったりとか、ボールを簡単に前に運ばせてしまうシーンは目に付いたかなと思います。

 「攻撃のイメージを共有できていない部分があるのではないか」と日本サッカー協会の西野朗技術委員長が言っていたが実際のところはどうでしょうか?

 んー、攻撃の形…。そうですね、ある程度ゴール前まで運べているシーンを振り返れば、やはり精度良くショートパスをつなぎながら、サイドチェンジを入れながら組み立てているシーンがありました。やはりそういうシーンができると前で少し時間を作れる、押し込めるシーンもできてきます。

 そこからは個人のアイデアの部分もありますし、クロスなのか、ミドルシュートなのか、ある程度個人の判断に委ねられる部分も出てきますけど、そこはもうちょっと攻撃のところは詰める必要があるかなと思います。上手くいっていない部分があるにせよ、良い部分をどう増やしていくか(が大事)。別に上手くいっているシーンもあるので、何が原因でうまくいってないのかを追求していこうかなと思います。

 ウクライナは良いチームではあるけれど、柴崎選手は普段スペイン(リーグ)でプレーしています。最後の合わない部分は、相手の寄せが早いのが要因なのか、味方との部分なのか。特に柴崎選手は個人で打開するだけではなくイマジネーションの連動もカギになると思いますが?

 連携はもちろん足りなかったです。連動性も足りなかったと思いますし。でも、そこはあんまり心配してなくて、合宿もありますし、十分に詰めて行ける部分なので、まずはそこまでどう運んでいくかというのを(大切にして)、そこまで行けなければどうにもならないので。

 今日もサイドチェンジが大きな武器になっていたと思いますし、そこからの展開はもうちょっと詰める必要があるかなと思います。そこにスペースがあるのか、どこで時間を作るのか。できている部分もあったので、攻撃に関してはそこまで僕は心配していなくて、もっと詰めていけるかなと思います。

 これまではボランチの位置から組み立てて(パスを)出す側だったが、今回は受ける側に変わりました。ボランチに要求とか、受け手としての柴崎選手のイメージをすり合わせは?

 本当はもう少し低い位置でも受けたいなと思ってますけど、そこは様子を見ながら。今日であれば2ボランチが組み合ってるというか、長いサイドチェンジのボールもCBから出ていた印象があったので、もっとそういった展開をボランチの位置から思い描いてプレーしてくれれば、もうちょっといい展開になるかなと思いますし、僕のポジションに求められているのはそのあとの展開だと思うので。

 その彼らボランチのところをサポート、手助けしながらいい状態で受けてもらって、展開してその後というイメージはあります。まあ、まだもうちょっと実感が必要かなと。僕がやりたいことを周りに伝えたいというのはあります。

Previous
ページ 1 / 2