ミランはアーセナルとヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦の2ndレグで14日、アーセナルと再戦する。本拠地での1stレグで敗れ絶対的不利な状況だが、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は試合に向けて闘志をたぎらせている。14日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
ミランは1stレグで0-2で敗れている。そのため、先に駒を進めるためにはエミレーツ・スタジアムで最低でも1-3で勝利する必要がある。単なる勝利では足りないのだ。それでもガットゥーゾ監督は諦めていない。
「1週間前よりは格段にいい試合ができるはずだ。あの試合ではアプローチと試合運びを間違った」
「私たちはこんな素晴らしいスタジアムで試合できることを誇りに思わなくてはいけない。私も、選手たちも準備は出来ている。諦めることはできない。私たちは栄光のチームに属しているのだから」
難しい状況であるのはガットゥーゾ監督も理解しているはずだ。ブックメーカーのサイトや、メディアの数々はミランの敗退を予想している。しかし、それでもミランのシャツを着ている限り、諦めることは許されないのだ。ミランはこの試合に向けて準備を進めてきた。
「私たちは生まれたときから闘う準備はできている。サッカーにおいて下馬評を覆して歴史をつくることより素晴らしいものはない」
「完璧な試合をすることで挑戦したい。確かに疲れはあるが、それは言い訳にならない。この前もいったが私たちはここに観光にきたのではないのだからね」
ミランの布陣はベストのものではない。故障で右サイドバックのDFイニャツィオ・アバーテと好調であったDFダビデ・カラブリアを欠いているのだ。その位置には本職ではないがFWのファビオ・ボリーニが入るもようだ。
そして、ガットゥーゾはいままでのワントップからFWを2人に増やす可能性があるようだ。練習でポルトガル代表FWアンドレ・シウバとイタリアU-21代表のパトリック・クトローネの2トップを試す様子が確認されている。
アーセナル対ミランは日本時間の16日、午前5時5分にキックオフだ。両チームの素晴らしい戦いに期待したい。
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