ウンデルが昨季イスタンブール・バシャクシェヒルで1部リーグデビューを果たすと、その才能がローマのモンチSDの目に留まった。今でこそ、このトルコの神童はイタリアサッカーに順応しローマでレギュラーの地位を固めつつあるが、昨年の時点では多くのファンが彼の獲得に困惑していた。一部サポーターは彼が成功の見込みのない平凡な選手だとし、ネガティブな雰囲気が漂っていた。
しかしこれまでのところは、モンチの見る目が正しかったようだ。トルコのスーパースターはゆっくりとだが確実に、そのパフォーマンスでローマサポーターの支持を勝ち取っている。
ウンデルは首都でその名を知らしめただけでなく、イタリアと世界のサッカーファンをも感心させている。この3週間で、セリエAのファンは彼の能力に気付かされた。右サイドを駆け上がってカットインし、驚異的な左足のシュートでGKの意表を突くのが彼の特徴的なプレーの一つだ。
今季の新加入選手の中でローマが頼りにしていたのは、サンプドリアからクラブ新記録の移籍金で加入したチェコ代表FWパトリック・シックだった。ローマが右サイドのサラーの代役を探す中で、シックはその答えになるはずだった。しかし22歳の同選手は本領を発揮するどころか、コンディションを上げることにも苦労している。
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