セリエA ローマ

ローマの新たなアイドルになる可能性を秘めたトルコの新星、ジェンギズ・ウンデル

 フランチェスコ・トッティの引退とモハメド・サラーのリバプール移籍以来、ロマニスタたちは次にローマの特別な存在になるのは誰なのか、考えを巡らせてきた。ステファン・エル・シャーラウィか、ローマ生まれのアレッサンドロ・フロレンツィ?今月になって、彼らは新たな才能を発見した。ジェンギズ・ウンデルという名の20歳のトルコ人だ。ジャッロ・ロッソは遂に新たなスターを見つけたと言えるのだろうか。

 ここ数週間でウンデルがイタリアの新聞の見出しを飾るまで、彼の名前を聞いたことがなかったカルチョファンもいるだろう。ジェンギズ・ウンデルとはいったい何者なのか、見てみよう。

 ウンデルは昨年7月に1340万ユーロ(約18億円)の移籍金でトルコ・シュペル・リグのイスタンブール・バシャクシェヒルからローマにやって来た。その若い年齢と欧州での経験の浅さにも関わらず、セリエAの新星は既にトルコ代表で7試合に出場している。

 トルコのサッカーファンに知られるようになる前、ウンデルは若手育成に重点を置く2部リーグのアルトゥノルドゥでスキルを磨いた。このクラブの下部組織で育ったことで、右サイドのウィンガーは2部リーグで貴重な実戦経験を得ることができた。

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