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ファーガソン、ベンゲルだけじゃない。40年超えも?超長期政権を築いた名監督6選

今回ご紹介するのは、サッカー界にとって珍しい存在ともいえる人々だ。多くの監督たちは競争社会の中で、長くても5年ほどで指揮するクラブを変え新天地へと渡っていく。しかし、中には10年、20年、はたまたそれ以上の期間1つのクラブを率い続ける名将たちがいる。そんな長期政権を築く名監督12選をご紹介する。

ギー・ルー(オセール:1961-2006)

現役時代をオセールに捧げたルー氏は1961年に現役から退くと、当時3部だった同クラブの監督に就任。2005年に心臓の疾患で退任するまで、45年間にわたってクラブを率いてきた。1979年には2部所属ながら国内カップ戦を制し、翌年には1部昇格を果たす。指揮官として活躍しているローラン・ブラン氏や、エリック・カントナ、ジブリル・シセも同氏に才能を見いだされた。

ロニー・マクフォール(ポータ・ダウン)

マンチェスター・ユナイテッドの伝説的監督、アレックス・ファーガソン氏が同クラブの監督に就任した6週間後に、マクフォールはポータ・ダウンの指揮官となった。低迷気味のクラブを建て直し、1989-1990シーズンにはアイリッシュ・フットボールリーグ(北アイルランド1部)初優勝に導いた。ファーガソン氏が退任した当時、2013年から2016年まで、欧州で最も在任期間の長い監督となった。

フランキー・ドゥリー(ズルテ・ワレヘム:1990-2010、2012-???)

ズルテ・ワレヘムの歴史は複雑だ。1950年にズルテ・スポルティエフというワレヘムの母体が設立。S.Kズルテとズルテ・スポルティエフが合併し1976年にズルテV.Vが誕生。最終的にはK.S.V.ワレヘムと合併し、ズルテ・ワレヘムが誕生する。ドゥリー氏は2006/2007シーズンには国内カップ戦を制し、2011年にはU-21ベルギー代表を指揮した。2012年にワレヘムへ復帰した同氏、いつまで政権が続くだろうか。

アレックス・ファーガソン(マンチェスター・ユナイテッド:1986-2013)

この男に詳しい説明は必要ないかもしれない。4半世紀にわたり、欧州のトップクラブであるユナイテッドを指揮し続けた。歴史を振り返っても最も成功を収めた監督の1人だろう。ユナイテッドが獲得してきた42の主要なトロフィーの内、28が同氏によってもたらされたものだ。

バレリー・ロバノフスキ(ディナモ・キエフ:1974-1982、1984-1990、1997-2002)

ロバノフスキーは様々な代表チームでも指揮を執ってきた。ソ連、アラブ首長国連邦、クウェート、そしてウクライナだ。しかし、彼が最も成功を収めたのは間違いなくディナモ・キエフだろう。13回のリーグ優勝を収めている。大きな尊敬を集めた同氏だが、2002年5月に息を引き取った。

アーセン・ベンゲル(アーセナル:1996-???)

この人の名前を忘れるわけにはいかないだろう。アーセナルで1996年から現在に至るまで指揮を執り続けているベンゲル監督だ。プレミアリーグを3回、FAカップを7回制すなど、クラブに成功をもたらした。監督続投に疑問を投げかける声もあるが、アーセナルが世界で人気を高めていくことにおいて、重要な役割を果たしているだろう。


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名前:菊池大将
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