AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ(GS)第1節、鹿島アントラーズ対上海申花が14日に行われた。
10年ぶりに元日本代表DF内田篤人が先発出場を果たしたこの試合。鹿島に立ちはだかったのは、元インテルのフレディ・グアリンやオバフェミ・マルティンスを擁する上海申花だ。
試合は開始早々の4分に動く。CKのこぼれ球を右サイドで拾ったマルティンスがクロスを供給。中央で待ち構えたジョバンニ・モレノが頭で合わせ先制点を奪った。ホームの鹿島は開始早々から追いかける展開を強いられる。
12分、追いつきたい鹿島は左サイドでボールを受けたレオ・シルバがファーサイドにロングボール送ると、遠藤康が頭で折り返し中央の鈴木優磨が反転しながらシュートを放つ。しかし。相手DFのブロックに遭い、同点弾とはならなかった。
30分には遠藤の蹴ったCKをニアサイドのペドロ・ジュニオールがフリック、中央の昌子源が合わせるもボールはわずかに枠を捉えることができない。
サイドを中心に積極的に攻撃を繰り返す鹿島だが、前半で追いつくことはできず、0-1とビハインドで前半を折り返す。
迎えた後半、51分に鹿島が反撃の狼煙を上げる。エリア内でこぼれ球を収めた鈴木が左足でシュート。GKにブロックされるものの、反応した遠藤が体で押し込み同点に追いついた。
良い時間帯に追いついた鹿島は立て続けに猛攻を見せ、57分にはペドロ・ジュニオールが左足で上海申花ゴールを脅かすも、逆転弾とはならず。
対する上海申花も南米コンビで鹿島のゴールに襲い掛かる。63分、グアリンのスルーパスにエリア内で反応したマルティンスがシュート。しかし、枠を捉えることできない。77分にはワン・ユンのパスに飛び出したマルティンスがエリア内で再びシュート。これはGK曽ヶ端準のファインセーブに阻まれゴールならず。
両チームともに攻撃の手を緩めないが、得点が生まれることはなく試合終了。1-1のドローとなった。2010年5月以来の鹿島での試合となった内田はフル出場を果たしている。鹿島は21日にACL、GS第2節、水原三星ブルーウィングス戦を控える。
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