アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が8日、記者会見の場でイングランド人選手について「現在彼らはダイブマスターなんじゃないかな」と冗談交じりに語ったと、英紙『インディペンデント』が報じている。
ベンゲル監督は最近イングランドで増加しているシミュレーション(意図的に倒れる行為)についての話になり、彼がアーセナルを指揮した22年間でダイブは外国から持ち込まれるものではなく、最近の証拠が示すようにイングランド人選手も他の選手たちと同じくらいダイブするようになっていると語った。
先週末のリバプール戦ではデレ・アリがダイブによる警告を受け、ハリー・ケインも最初のPKを得た時は簡単に倒れていた。
ベンゲル監督は穏健なアンチ・ダイブ派の人物として有名だ。
「外国人選手がダイブしたとき、すさまじいことがイングランドにはあった。でもイングランド人選手はそれを素早く身に付け、今では彼らはダイブマスターになったんじゃないだろうか」
このようにダイブが横行する現状に審判に対する同情も示している。
「選手たちには賢くなってほしいと思う時もある。彼らはルールを少しだけ守るが、それ以上のことをする。全てのストライカーがそうするよ」
「彼らはルールを拡大解釈している。それは審判を陥れることになるし標準的なスピーだったとしてもそれを見抜くのは非常に難しい。わたしは審判に厳しく当たるのと同じくらい判定に対しても寛容だよ。なぜならダイブかそうじゃないかをライブタイムで100%正しく判断することはとても難しいことだからね」
そしてストライカーがゴールキーパーに自ら接触してPKを得ている現状についてもこう述べた。
「多くの場合、ストライカーはゴールキーパーが手を引っ込めたとしても自分の脚をできるだけ長く伸ばして接触する。でもそれはPKではないはずだよ」
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