バルセロナやレアル・マドリードでプレーし、2015年にジョゼ・モウリーニョ率いるインテルで現役生活を終えたルイス・フィーゴ。同氏が、イタリア紙『コリエレ・デッラ・セーラ』のインタビューに応え、イタリアサッカーや古巣インテルについて語っている。15日、同紙がそのコメントをサイト内で紹介した。
2005/2006シーズンにマドリードからインテルに移籍したフィーゴ氏は、当時のことを振り返りイタリアでの経験が幸せなものだったと話す。
「レアル・マドリードの後に、私は再び高いレベルでプレーする機会を得た。ここに来たときインテルは勝利し始め、サポーターとも素晴らしい関係を築けた。私にとってミラノは、いつまでも良い記憶だ」
さらに、イタリア代表がロシア・ワールドカップ出場を逃したことについて言及。世代を通して力を継続していくサッカーの難しさを述べている。
「イタリアがW杯にいないことは信じられない。歴史、クオリティ、イタリアサッカーの伝統において、W杯出場から外れることがあってはならないはずだ。しかし、考えてもいないことが起きるのがサッカーで、予測は不可能だ」
「それは時にサイクルの問題に過ぎないこともある。すべての世代が同じであることはないし、以前のクオリティを常に保つことはできない」
そして、現在のインテル主将マウロ・イカルディのマドリード移籍が噂されていることについては「偉大な選手を失うことはインテルにとっても、イタリアにとっても良いことではないのは明らかだ」と、大きな痛手となることを示唆。「クラブが持つ独自の方針やプロジェクトによって、インテルが選択するだろう」と、最終的にはクラブの判断に委ねられると語っている。
またセリエAの優勝争いについては「インテルの優勝を願っている。ユベントスとナポリは強いが、インテルを含めた3チームでの争いが見たい」と、希望を明かした。
長きにわたりスペインでプレーし、かつてはバロンドールを獲得したフィーゴ氏。プロとしてのキャリアを締めくくった古巣インテルへの愛情を、現在も持ち続けているようだ。
コメントランキング