プレミアリーグ リバプール

銀河系シティの崩壊。守備陣のミスはやはり致命的か?リバプールは気持ちの強さを見せつける

 プレミアリーグ第23節リバプール対マンチェスター・シティが15日に行われ、リバプールがシティを4-2で下した。

 この試合で目立ったのはシティ守備陣のミスだった。ここまでわずかに13失点と欧州4大リーグのクラブの中でも5位のシティだったが、この試合だけで4点を失っている。アレックス・オックスレイド=チェンバレンが記録した1失点目、シティ守備陣は明らかにチェンバレンへのプレッシャーが遅れていた。ドリブルコースとシュートコースを提供するようなディフェンスで簡単に先制点を献上している。GKエデルソンの始動の遅さも目立った。

 2失点目のシーンではジョン・ストーンズの対応の悪さが目立った。縦パスに反応したロベルト・フィルミーノに対し優位な位置を取っていたのにも関わらず、競り合いに負けGKとの1対1を作られ、失点を許している。

 3失点目は2失点目の動揺を完全に隠せていなかった。平常心を失いリバプールの高いプレッシングに落ち着きを失っていた。そこを見逃さずサディオ・マネがゴール右上隅に強烈なシュートを突き刺した。

 4失点目はGKエデルソンのミスによるものだった。同選手が飛び出してクリアしたボールは軌道が低くモハメド・サラーにカットされ、そのまま落ち着いてゴール中央に蹴りこまれた。

 欧州屈指の戦力を誇り、リーグ戦無敗を貫いてきたシティだったが、守備陣の崩壊だけはどうすることもできないようだ。完成されている攻撃ユニットがあるだけにDF面のミスで勝ち点を落とすことは非常にもったいない。優勝を確実なものにするために、守備陣の向上は急務だろう。

先制に成功し、追いつかれたリバプールだったが焦りは見せず得点を重ね、シティの反撃にも最後の最後で踏ん張った。決めるべきところを決めたことが勝ちをつかんだ大きな要因だろう。