ラ・リーガ バルセロナ

遂に移籍決定のコウチーニョ、バルサ新戦術で考えられる3つの起用法とは

バルセロナFWウスマン・デンベレ 写真提供:Getty Images

ウスマン・デンベレの復帰時

 ウスマン・デンベレが90分間プレーできるようになると、状況は変わってくる。このフランスのワンダーキッドが起用可能であればバルベルデは4-3-3を選択でき、この場合には、コウチーニョには図の通り2つのオプションがある。

オプションA:リバプール時代と同じく、コウチーニョの役割は左インサイドハーフだ。このポジションではコウチーニョは積極的にファイナル・サードに関与していく。ラキティッチが4-3-3採用時のより高い位置ではうまく機能しないため、パウリーニョの存在が不可欠となる。

オプションB:2トップの下にコウチーニョを攻撃的ミッドフィールダーとして置くパターン。デンベレとメッシがより中央、相手のペナルティエリア内でプレーするため、サイドの広さを活用するサイドバックのオーバーラップが非常に重要になる。このシステムでは、4-4-2採用時と同じようにラキティッチをブスケツより低い位置で起用することが可能だ。

4-4-2または4-3-3のシステムで、コウチーニョは特にファイナル・サードで多くの役割を担うことができる。繰り返しになるが、バルベルデにとって重要なのはチームのバランスを維持することだ。コウチーニョの加入により方針を変更し調子を崩すことだけは、避けなければならない。

ページ 3 / 3