ゴールを決めスタンドの仲間に駆け寄るメンバー達 写真提供:Football Tribe
第96回全国高校サッカー選手権大会決勝、前橋育英高等学校（群馬）対流通経済大学付属柏高等学校（千葉）が8日に行われた。試合は前橋育英FW榎本樹が後半アディショナルタイムにゴールを挙げ1‐0で前橋育英が初優勝を飾った。
試合後のインタビューで榎本は「試合が終わった瞬間は初めてうれし泣きするぐらい嬉しかったんですが、今はあまり実感がないです」と優勝についてコメント。シュートについては「自分の前に転がってきたので蹴り込んだら運よく入ってくれた。ゴールへの貪欲さが必要だった」と話してくれた。
準決勝の上田西戦で3アシストをマーク。自身も「決勝ではゴールを狙っていきたいです」と語っており有言実行となった。
また、榎本がゴールを決める前にシュートを打ったFW飯島陸は「シュートを打った瞬間やっちまったと思った。こぼれたところに樹が詰めてくれててよかった」と榎本のシュートを振り返った。
最後に榎本は「やっと監督を日本一の監督にさせてあげることが出来た」と監督への最高のプレゼントとなった。
昨年の大敗から1年。チーム全体で”去年の借りを返す”という思いを持ちながら闘い抜き見事初優勝を成し遂げた。彼らの次の夢はどういった形になるのだろうか。
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