パリ・サンジェルマンのスポーツディレクター(SD)アンテロ・エンリケ氏が、ここのところ噂が絶えないミラン所属のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの移籍交渉について19日フランス紙『ル・パリジャン』に語った。
ドンナルンマは今夏にミランとの契約延長交渉に応じ、年俸600万ユーロ(約7億8000万円)と18歳にしては破格の条件で合意に至った。これはGKの中でもマヌエル・ノイアー、ジャンルイジ・ブッフォンに次ぐ3位の数字となっている。しかし、ドンナルンマ代理人のミノ・ライオラ氏は精神的な圧力下で合意がなされたと主張。ミランとの契約は無効であると主張している。このタイミングでのこの主張はPSGからの獲得のオファーがあったからではないかと噂されていたが、真相は違うようだ。
PSGは、フランス代表GKアルフォンス・アレオラやGKケビン・トラップなど現有戦力の活躍に満足しておらず、新守護神を獲得をするという噂がされていたが、エンリケ氏は「ドンナルンマとは、コンタクトすら取っていない。アレオラはフランス代表のホープだ。我々は、アレオラとトラップで満足している」とアレオラへの期待と現在の戦力に不満はないということを明かしている。
また、アトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラクとの接触についても「それも真実ではない。今、我々が連絡を取っているGKはいない」と話し、この噂について終止符を打っている。さらには、18日のフランス紙「レキップ」が記者会見でウナイ・エメリ監督が守備的ミットフィルダーの獲得をこの冬の最優先事項だと明言していることからもGKの獲得は優先度も低いようだ。
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