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久保裕也がヘント地元ファンを熱狂させる。“スシボンバー”が愛される理由を現地記者が解説

久保裕也がヘント地元ファンを熱狂させる

著者:ステファン・スメット
ベルギー・ヘント在住。2010年よりヘントの報道を担当している。ベルギー紙『Het Nieuwsblad』とヘント地元紙『De Gentenaar』に寄稿している。
Twitter:@stefan_gent

 久保裕也の所属するベルギーのトップチーム、KAAヘントにとって新しいシーズンとなった。同クラブは大きな期待を抱き、クロアチア代表のMFフランコ・アンドリヤシェヴィッチとセネガル出身のFWママドゥ・シラ獲得に約1000万ユーロを投じた。取締役会は2度目のチャンピオンシップタイトル獲得とUEFAヨーロッパリーグでの新たな勝利を夢見ている。

 ヘントのファンの野望はどうか。ネイティブアメリカンのイメージであるクラブのロゴにちなんで”バッファローズ”と呼ばれるヘントのファンだが、彼らも経営陣と同じようにベルギーサッカー界の頂点を熱望している。

 故に行われた最近数ヶ月のビッグ契約だった。しかし忘れないで欲しい。ヘントはすでに昨年冬の移籍期間中、クロアチアのGKロヴレ・カリニッチと日本の天才青年である久保の獲得に猛烈な投資をしている。両選手共に昨シーズン、国内リーグ復帰とUEFAヨーロッパリーグの新たな出場権獲得に貢献した。

 久保はヘントへの移籍以来、地元の観客の絶対的なお気に入り選手となってきた。彼のドリブルは守備陣を震わせる。わずか数ヶ月でトップレベルの試合においてゴールを産出できることを示した。たった17試合で11ゴールも決めているのだ。この日本代表選手がベルギーサッカー界で本物のスターの地位を獲得したことは間違いない。

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